他人の裏話に薄いマユさんの反応がおもしろくないミツ子。ついには帰り支度の様子を見せるマユさんに吐き捨てるように、あなたの陰口を言っている人もいるからと爆弾を投下するのです。
少しくらいの陰口は、正直どうでもいいのにーー
「そうなんだ……まぁ自分の陰口が無いとは思ってなかったけど」
まさか、面と向かって陰口の話をされるとは思わなかったマユさん。さすがに動揺の色を隠せない様子に、うすら笑いを浮かべるミツ子。
ミツ子によれば、何人かのママ友がマユさんの陰口をしているとのことでしたが、ミツ子の話の真偽がわからず、単独で言っている可能性も捨てきれません。
「私はそういうの気にしないからいいけど」
自分が完璧だとも思ってなく、本音では多少の陰口はどうでもいいとさえ思っているマユさんが気にしないと言うと、「ふっw」と鼻で笑い、ミツ子は優越感いっぱいの表情で何かを言いたそうにしていますが……。
◇ ◇ ◇
人は誰でも大なり小なり誰かの話題を出して、結果的にそれが陰口となることはよくあることではないでしょうか。
ただし、わざわざ本人を目の前にしてその人の陰口を言っている人がいることを当人に報告する必要はありませんし、陰口を言っているとされる人にとっては勝手に告げ口をされたことになり、双方にとっていいことは何もありません。
本当にその人のことを思うのであれば、陰口や陰口の報告ではなく、自分自身が感じている率直な「想い」を本人に伝えてほしいものですね。
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