用事を済ませ、戻ってきたリカさんは、「はなちゃんって珍しいよね。保育園のママ友もママさんバレーの友だちも、みんな私から離れていったのに……」と話し始めました。
リカさんは両親がおらず、小さいころから友だちがいなかったそう。そのため、子どもの気持ちや子育てというものがわからず、子育てに不向きだと感じていました。そんな中、つむぎちゃんからの言葉が心に残っていたリカさん。
「つむちゃんが『一緒に遊ぼう』って誘ってくれてうれしかった。親も私のこと捨てたでしょ? だからずっと人から必要とされてない気がしてたんだよね」
幼少期の経験がトラウマとなっていたリカさんは……。
毒親の変化…!?
「はなちゃんがこうやって話を聞いてくれることもうれしかったんだ。なんだろう……うん。ありがとね」
リカさんからの思いもよらない言葉に、驚くはなさん。
「今日、この人と縁切りに来たんだけど……他のママ友もみんな離れていくって……それなら私も……だけど、だけど……」
身勝手なリカさんの言動に、激怒し、愛想を尽かしていたはなさんですが……。
「どうしても気持ちがわかっちゃう。つらかったあのころの記憶……」
幼いころ、ケンカばかりしていた両親のもと、つらい経験をしていたはなさん。「誰からも必要とされてないように感じていた」と話すリカさんの気持ちが痛いほどわかりました。
はなさんの思いを知らないリカさんは、「私もはなちゃんみたいなママになりたいんだけどさ、どうしたらいいかな?」と続けます。
「子育てどうしたらうまくいくの?」
真剣な眼差しではなさんに問うリカさん。唐突な話に動揺しながらも、はなさんは真剣に答えました。
「えらそうなことは言えないけど、とにかく今はサラちゃんの気持ち、一番に考えてみたら?」
「いや、だからさ、サラが何考えてるかなんてわかんないでしょ」
リカさんには、はなさんの助言が響かないのでした。
親に愛されずに育った幼少期の経験から、子育てに自信を持てないリカさん。“理想の親”に見えるはなさんに助けを求めました。
リカさんは幼いころのトラウマが原因ですが、そのようなことがなくとも、子育てに自信が持てなくなる瞬間がある方もいるのではないでしょうか。皆さんはもし、子育てについて悩んだとき、誰に相談したいと思いますか?
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