リリーを飼ってしばらくして、さおりさん一家はペット不可のマンションへの引っ越しが決まりました。しかし、リリーを捨てるわけにはいきません。さおりさんは、リリーを引き取ってほしいとメグさんに頼みました。
これにはメグさんも腹を立て、さおりさんの無責任さを責めますが、反省する素振りはありません。呆れてものも言えなくなったメグさんは「家族に相談する」と言い、自宅に戻ったのでした。
心は決まっているけれど…
「子猫のときは良かったけれど、今はかわいいと思えない」というさおりさん。メグさんが断ったら、保健所に連れて行くかもしれないと思うと、答えはひとつしかありませんでした。
しかし、ただ引き取って終わりでいいのでしょうか。さおりさんの無責任で身勝手な行動は、メグさん一家に迷惑をかけた上、リリーや子どもたちを傷づけています。
「最後まで必ずお世話をする」
これは猫を飼うときに守ってほしいことです。
特に子どもたちには、一度家族に迎えた命を簡単に手放せると思ってほしくありませんね。
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