発達検査を数回に分けておこないながら、タクくんは少しずつ前進。後日、発達検査の結果を聞くため、もっつんさんは小学校を訪れました。
検査の結果、的確な指示は理解できるものの、論理的思考が苦手という凸凹があることが明らかに。そして、タクくんにとってより過ごしやすい環境を整えるためにも、学習補助の支援員をつけたり、特別支援クラスを検討したりすることを提案されたのです。
スクールカウンセラーの花雲先生から丁寧な説明を受け、担任の先生や支援クラスの先生と面談をしたり、支援クラスの見学をしたりするうちに、理解が深まってきたもっつんさん。「ここならタクも授業に集中できそう」と思えたようです。
夫もスクールカウンセリングに参加してタクくんのことを理解してくれ、支援を受けるために病院で発達障害の診断を受けることを決意しました。
花雲先生の紹介状を持って、タクくんと一緒に大きい病院へ行くと……。
高圧的な医師に否定され続け…
※「WISC検査」:ウェクスラー式知能検査の1つ。子どもの知能を測定するための検査。
これまで多くの人に関わってもらい、いっぱい泣いて悩んで、ようやく診断を受けるために勇気を出して病院を訪れたのに、そこで待ち受けていたのはとんでもない医師でした。
ちょうどこのころ、いろいろと悩み事が重なり精神的に参っていたもっつんさんにとって、この経験はトラウマになってしまいました。初対面の男性医師に何度も肩を叩かれ、怒鳴られ、否定され……、目の前が真っ白になったそうです。
医師は長年の経験をもとに、タクくんともっつんさんの状況について見解を述べたのかもしれません。しかし、高圧的な態度で自分の考えを押し付けるような発言をされては、悩める母親は救われないのではないでしょうか。もっつんさんは心に深い傷を負ってしまいました。
その後、もっつんさんは帰宅してから病院で起きたことのメモを取り、すぐに花雲先生と市役所の社会福祉の窓口に相談に行ったそうです。何かトラブルに巻き込まれてしまったときには、しかるべき場所に相談に行けるよう、記録を残しておくことも大切ですね。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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息子がいる前で担当医から恫喝されたことがあります
悲しい思いをされたのに果敢に行政に相談された英断には感服しました
ただ現場が大変なことも事実です
保育士さんからお子さんの療育を勧められ逆恨みする親御さんはおられます
それでも現場の方々は「療育」への偏見と我が子から目を逸らしてきたことを指摘されたと
逆ギレする親御さんに真摯に説得されることには頭が下がるばかりです
その一方で「発達障害」に必死になりたがる方々も存在しているのです
そんな方々と日々向き合うことの大変さを思うと
このような対応をとってしまう事態も生じてしまうのかもしれませんが
もっつんさんはとても大変な環境におられるにも関わらず
息子さんの状況から目を逸らすことをなさらなかった真摯な方だというのに
理不尽な対応を担当医が行ってしまったのは残念でしかありません
そんな理不尽な思いをなされても息子さんのために行政に相談されるとは
感服するしかありません
子を持つ親としてもっつんさんを心から尊敬します