あれってやっぱりショウコさんが?
タクマくんのパパも、ショウコさんのことをおかしいと思っているんだ……。
そして私は、気になっていたあの話の真相を聞くことになったのです。
「この女は異常だと思った」
息子が命を落としてもおかしくない事故が起きたのに、笑顔のショウコさん。ショウコさんの夫が怒りをぶつけても、その笑顔を変えることはなかったそうです。
ショウコさんの夫は、タクマくんの体にあるけがやアザは、タクマくんが自分で転んだりぶつけたりして、できたものだということもアイさんに教えてくれました。
なぜならショウコさんは、タクマくんが危ないことをしていても止めずに笑顔で見守っているだけだから……。
笑顔以外の表情がないショウコさんを、いつしか怖れるようになったショウコさんの夫。
そしてショウコさんと別れる決意したとき、さらなる事件が起きたことを明かしてくれました。
子どもがどれだけ危ないことをしていても、止めなかったショウコさん。
さまざまなことに興味を持つのは良いことですが、危ないことはきちんと子どもに伝えなければなりません。
日本女子大学 人間社会学部 心理学科 教授の塩崎尚美先生によると、子どもを叱る際は「短く何度も」がいいとのこと。大体4歳〜5歳までの子の集中力は2分~3分ほどしか続かないため、この叱り方はママやパパの労力を少なく、かつ子どもにも伝わる方法なのだとか。その際に意識することは冷静になり、目線を合わせて話をすること。「なぜそれをしてしまったのか」「何がいけなかったのか」を伝えることも大切だそうですよ。また、叱ったあとにハグをするなどフォローを入れることで、子どもも前向きに捉えやすくなり、子どもの気持ちも安定し、気持ちも切り替えやすくなるそうです。子どもの叱り方に対して、悩むママも多いのではないでしょうか、一度に理解してもらおうとせず、何回も伝えるという意識を持つといいのかもしれませんね。
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