イチくんは友だちのゴウくんとサンちゃんに状況を話し、先生に相談しに行くことに。
最近イチくんの忘れ物が増えていることを心配していた先生は事情を聞き、イチくんに「お母さんにはこのとこと、ちゃんと話してる?」と質問。
イチくんにとっては一番避けたかったことでしたが、「帰ったら話します」と返すのでした。
その後、クラスのみんなもイチくんの教科書や学用品を探すことを手伝ってくれましたが、やはりどこにも見つからず。
そしていよいよ、お母さんに伝えなければならなくなって……。
お母さんの反応は…!?
帰宅後、意を決してお母さんに教科書や学用品をなくしてしまったことを伝えました。
節約しているお母さんにもう一度、教科書や学用品を買ってもらうことを心苦しく感じていたイチくん。てっきり怒られるだろうと思い謝ったのですが、お母さんの反応は予想外のものでした。
「なくした物なんてね、新しく買いそろえたらいいんだよ」
「我慢してたんでしょう。よく頑張ったね」
お母さんは目に涙をためつつ、笑顔でやさしくそう言ってくれたのです。
きっと日々のイチくんを見ていて、イチくんが不注意でなくしたのではないこと、誰かに盗られた可能性があること、そして今までひとりで耐えてきたことをお母さんは見抜いたのかもしれませんね。
子どもがひとりで悩み苦しむよりも、悩み事があれば話してほしいと思うのが親心。
イチくん、勇気を出してお母さんに話せてよかったですね。
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