その後、スーパーの求人の面接を受けに行くと、店長は同じ保育園に通っていた子どものパパでした。話も弾み、見事面接に合格したなな子は翌日から働き始めることに。
しかし、パートで働き始めたことで、やりがいを感じるようになったなな子でしたが、次第に家にいるときと職場にいるときの差を感じ始め、悩むようになっていきました。
そんなある日、パート先の店長の妻の家を訪ねることになったなな子。家に上がらせてもらうと、あまりにもオシャレな空間に驚いてしまいます。次第にそのママと自分の生活を比べ始めると、なな子の心は虚しくなってしまって……!?
ママ友と比べると、自分が惨めに思えてきて…
ママ友のことを羨ましく思うと、
次第に心がすさんでいってしまったなな子。
(この場所に私の居場所なんて1つもない)
(この家に必要なものなんて1つもない)
改めてそう思ったのでした。
翌日、パートに出勤すると、
なな子は笑顔を褒められました。
家とは違って、のびのび過ごせることを
なな子自身も心地良く感じていました。
休憩中も好きなテレビが見ることができ、
この日は野球を見ていたなな子。
すると、店長が横から入ってきたのです。
「いけっ、市原!!」
「わっ店長お疲れ様です」
「驚かせてごめん。
野球お好きなんですか?」
なな子が昔野球部のマネージャーだったことを伝えると、
うれしそうな表情を浮かべて反応する店長。
「わーじゃあなな子さんと野球の話できるわー」
(あっ、名前で呼ばれた……)
「俺も一緒に見ていい?」
店長に名前を呼ばれたことがうれしくて、
心の中でときめいてしまったのでした。
お弁当の味がしないほど、店長にときめいてしまったなな子。名字で呼ばれていたのが名前に変わった時点で2人の距離が縮まっている印象を受けます。お互い既婚者なわけですが、いい感じの雰囲気になっているのが少し気になりました。
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