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「いただきまーす」手料理をうれしそうに食べる店長。妻はドキドキが止まらず…!? #泥沼のW不倫 13

「泥沼のW不倫」第13話。主婦のなな子は嫁ぎ先で姑からいびられる日々を送っていました。また、好きでもない農家を手伝わなくてはならず……。かわいい子どもたちの存在が心の支えにはなっていたものの、現実の結婚生活は思い描いていた暮らしとは程遠いものだったのです。

次第に「農家の嫁以外もやってみたい」と思い始めるように。すると、新しくできるスーパーのパート募集の求人を見つけます。日に日にパートへの憧れが強まっていったなな子は義母に許可を取り、面接を受けてみることに。面接ではその場で合格を言い渡されると、翌日から働き始めることになったのでした。

パートで働き始めたことで、やりがいを感じるようになったなな子でしたが、次第に家にいるときと職場にいるときの差を感じ始め、悩むようになっていきました。

 

そんなある日、パート先の店長の妻の家を訪ねることになったなな子。家に上がらせてもらうと、あまりにもオシャレな空間に驚いてしまいます。次第にそのママと自分の生活を比べ始めると、なな子の心は虚しくなってしまいます。

 

その翌日、パートの休憩中にお昼ご飯を食べていると、店長が入ってきました。なな子が見ていたテレビの野球から会話が盛り上がると、いい感じの雰囲気になって……!?

 

「うまそー」店長の言葉に妻は思わず…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おっ、たくあんいい音。うまそー」

 

「よく漬けるんです」

 

「えっ、自分で漬けたの!?

売ってるやつみたい」

 

「よ……良かったら召し上がってください」

 

なな子がたくあんを差し出すと、

うれしそうに食べ始める店長。

 

「すっげーおいしい!!

売ってるやつよりおいしいよ!!」

 

「よ、よかったらもっとどうぞ……」

 

​「いいの!?やったー!!うめぇー」

 

店長の反応になな子の心がときめき始めます。

 

(こんなに喜んで食べてもらえたの、

何年ぶりだろう……)

 

すると、そのタイミングでテレビから、

「満塁ホームラン」という声が聞こえてきたのです。

 

​「少年マンガみたいな展開だね」

 

(私にとっては少女マンガみたいだ……)

 

店長の言葉に心の中で反応するなな子。

 

(私、この人が好き――)

 

次第に店長を好きになっていることを

自覚し始めます。

 

そして、いよいよスーパーが明日オープンすることに。

 

(私の居場所はここなんだ)

 

なな子は心の中で、そうつぶやいたのでした。

 

 

このとき店長がたくあんを「おいしい」と褒めてくれたのは、なな子にとってよほどうれしかったのだと思います。ただ、お互い既婚者同士ということもあり、店長にも奥さんがいるわけですから、好きになってはいけない相手ですよね。ドキドキしたり、ときめく心の動きは止められないと思いますが、これ以上感情を高ぶらせてしまうと後々面倒なことになってしまいそうな気がしてしまいました。

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    著者プロファイル

    原作者 いくたはな

    会社員として働きながら、育児の体験談や夫婦の出来事をイラストや漫画で描き、インスタグラムに投稿。著作に『懐かないかのじょ。』(KADOKAWA)『夫にキレる私をとめられない』(KADOKAWA)がある。

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    マンガ家・イラストレーターみこまる

    漫画家。SNSを中心に活動している。

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