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「誰にも相談できない更年期の悩み…」思い切って受診してよかったと思う理由は【体験談】

私は48歳前後から、ホットフラッシュ(エストロゲンという女性ホルモンの減少により自律神経が乱れ、血管が拡張して体温調節機能が働かなくなり、のぼせ・ほてり・発汗などを生じやすくなる更年期の代表的な症状)やイライラなどの症状に悩まされていました。最初は、更年期症状かどうかわからず、誰にも相談できずにいました。そんなとき、先輩に相談し、近くに評判の良い婦人科があると聞き、思い切って婦人科を受診したところ、更年期障害と診断されました。

この記事の監修者
監修者プロファイル

医師駒形依子 先生
産婦人科 | こまがた医院院長

東京女子医科大学医学部卒業。米沢市立病院入職後、再び東京女子医科大学に戻り、専門医を取得。同大学産婦人科に入局し産婦人科医として働きつつ、性科学を学び、また東京女子医科大学東洋医学研究所で東洋医学を学ぶ。2019年1月に地元山形県米沢市にて、こまがた医院を開業。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力~女医が教える「人には聞けない不調」の治し方(KADOKAWA)』。
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受診のきっかけ

更年期を迎えて、最初に気になったのは「ホットフラッシュ」でした。特に、仕事中や人と会っているときに、突然顔が真っ赤になって、汗が吹き出します。周りの人に見られるのが恥ずかしくて、どうにかしなくてはと思いました。

 

また、イライラや不安感などの精神的な症状も気になっていました。ささいなことですぐに怒りだし、落ち込みやすくなりました。仕事や家事も手につかず、毎日が憂うつでした。今までと何かが違うと感じ不安になってきたのです。

 

受診してわかったこと

婦人科を受診して、更年期障害と診断されました。先生からの説明によると、更年期障害とは閉経前後のホルモンバランスの乱れによって起こる、さまざまな症状の総称。「ホルモン補充療法や漢方薬などの治療で、症状を改善することができます」とのことでした。

 

私の場合、ホルモン補充療法かと思いきや、医師からはホットフラッシュや寝汗を抑える薬と、気持ちを穏やかにする漢方を一緒に使うことをすすめられました。

 

 

受診して変わったこと

服用後、ホットフラッシュやイライラなどの症状が改善してきました。顔が赤くなったり、汗が出たりすることも随分少なくなり、周りの人に見られても気にならなくなりました。仕事や家事も以前のようにできるまで改善しつつあります。

 

漢方薬の効果か、精神的な症状も改善してきました。怒りやすさがなくなり、落ち込みも軽減しました。

 

まとめ

更年期症状の悩みがありつつも、医療機関を受診しない人がわりと多いということがメディアで報道されていました。私もその1人でした。しかし、思い切って婦人科を受診して、正しい診断を受け、治療を受けることで、症状が改善し、生活の質が向上しました。更年期症状は多岐に渡り、ドクターショッピング(医療機関を渡り歩いたり、同時に受診したりすること)になるケースもあるそうなので、気になる症状があれば我慢せずに婦人科を受診して症状を相談するのがよいと思いました。

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

【駒形先生からのアドバイス】

動悸、頭痛、太りやすいなど症状によっては重大な病気が隠れてることもあるため、必ずしも一番に婦人科の受診が良いとも言い切れません。まずは内科などを受診した上で、症状が回復しないときなどは婦人科を受診してください。

 

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著者:伊達 敦子

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