2024年春(3月・4月)に生まれた7,016名の女の子の名前から、「長音ネーム」よみランキングTOP5を紹介します。
長音ネームよみランキングTOP5
2024年春に生まれた女の子の長音ネームランキングを見ると、5位に位置する「ひいろ」でも全体のランキングでは84位と、あまり多くないことがわかりました。
「めい」「れい」は近年人気が高まっている二音ネーム。長音も相まって、呼びやすさ・親しみやすさを感じさせる名前です。
1位 めい
春生まれの女の子にもっとも多かった長音ネームは「めい」でした。2023年のよみランキングでは5位に入っており、2018年以降毎年5位以内にランクインする人気の名前です。
特に「芽依」という名前は2023年の名前ランキングで5位。そのほか、芽生、芽郁、芽結など、植物が芽吹く春にぴったりの「芽」が使われた名前が多く見られました。
映画やドラマで大活躍の女優・永野芽郁さんの名前にも、同じく「芽」が使われています。
2位 ふうか
2位にランクインしたのは「ふうか」。2023年年間のよみランキングでは13位、同年11月のランキングでは1位と、近年人気を見せる名前です。
伸びやかな音の持つ呼びやすさが特徴的で、どことなく古風な印象も与えます。
「ふう」という漢字には、風、楓、颯とバリエーションがあり、いずれも風の軽やかな雰囲気をまといます。
3位 れい
3位は「れい」。2023年のよみランキングでは男女ともに50位以内に位置する、近年安定して名づけられるジェンダーレスネームです。
女の子の名前では主に、玲、澪、麗、玲衣という漢字で名づけられていました。
澄んだ清々しさを感じさせる「れい」ですが、中でも「玲」は玉や金属が触れ合うことで聞こえる、澄んだ音を意味する漢字です。純粋さやまっすぐさを連想させますね。
4位 おうか
4位にランクインしたのは「おうか」でした。2024年の春生まれの女の子に名づけられた名前を見ると、桜叶、桜香、桜華と、いずれも「桜」の字が使われていました。
「桜」という字を漢字ランキングで見ると、2024年3月は9位、4月は1位! 日本の春を代表する花として、非常に多く使われていました。
美桜、凪桜、未桜など、春生まれのランキングには多数「桜」のつく名前がランクインしています。
5位 ひいろ
5位には「ひいろ」がランクインしました。「ひいろ」も「れい」同様男の子にも使われるジェンダーレスネームです。
「ひいろ(緋色)」は茜(あかね)で染めた濃い赤のこと。日本古来の美しい赤が「ひいろ」という名前に強い意志や奥ゆかしさを与えます。
陽彩、日彩などの漢字で名づけられており、「陽」「日」という太陽を連想させる漢字の持つあたたかみが感じられます。また「彩」という漢字を組み合わせることで、色とりどりの華やかな印象が加わります。
長音ネームは呼びやすく、やさしげな印象の名前が数多くありますが、全体的にはそう多くありません。人と違った名前をつけたいパパ・ママは狙い目かもしれませんね!
<調査概要>
調査対象:株式会社ベビーカレンダーが企画・運営している「ファーストプレゼント」「おぎゃー写真館」「ベビーカレンダー全員プレゼント」のサービスを利用された方
調査期間:2024年3月1日(金)〜2024年4月25日(木)
調査件数:7,016件(女の子)
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「颯」の字には「ふう」の読み方はないのでは?
サッ、ソウ、はやて…と名前の場合でもそこから派生した当て字で使われることが多いと思います。
風がつくからといって音読みがふうになる訳ではありません。
こういう記事で紹介すると「ふう」と読むと思って名付けに使用して、意図せずキラキラネームとなり、子供は間違った読みがつきまとう人生になりかねません。
名前に使う字は自由ではありますが、読まないと理解した上で「読ませたい」とつけるのと間違って読むと思い込んでつけるのでは違うと思うので、「ふう」のバリエーションから外すか、その読みはないと注釈した上で使う方もいるという紹介にした方がいいと思います。