いいなと思ったものは、ネットですぐに手に入ってしまう時代。子どもにいいとされるものは何かというような情報も溢れ、親としては子どものためになるのならとついつい手を伸ばしてしまいます。
いろいろとおもちゃを与えてみたけれど…
「わが子には、ぜひこれで遊んでほしい」「これを買ってあげたら喜ぶかも」「このおもちゃは脳の発達によさそう……」など、いろいろと思い、生まれたばかりのころから娘にさまざまなおもちゃを与えていたわが家。しかし、当然のことながら親が思ったようには子どもは興味を示しません。
1歳を過ぎるころには、娘が興味を示さないおもちゃが部屋にあふれかえっていました。そしてある日、ひとつのことに気付きました。
対象年齢は当然ながら正しかった…
本やおもちゃの箱に書かれている対象年齢。対象年齢より先に与えて遊んだり興味を持ったりしてくれると、なんだか誇らしい気がしてきます。とはいえ、娘をよく観察してみると、実際にきちんと遊び出すのは、まさに対象年齢になったあたりから。対象年齢になるころに、今まで興味を示さなかったおもちゃを再び与えてみると、おもしろいほどに関心を示しました。
ブロックも、対象年齢前は作ってあるもので遊ぶことはあっても自分で作ることはほとんどありませんでした。まず、自分で作ってみよう、という意識が働きません。それが、対象年齢になるあたりから自ら作り始めたのです。
勉強も時が経てば興味を持つように
お風呂に貼るひらがなシートもそうでした。だいたい3歳くらいから、“ひらがな”というものを認識させることを始めるのが普通のペースのようですが、早めに見せておけば、早く覚えるかも! などと思い、1歳ごろからお風呂に貼ってありましたが、まったく興味を示さず。
それが3歳を過ぎるころから、自ら興味を示し始めました。教育テレビなどで、ひらがなの説明をしているのを理解でき始め、自分から興味を持ち始めるんですね。
無理に早く与えても、理解が追いつかないのが普通。あまり焦らず、理解できるようになったときに興味を持つきっかけを与え、さらには、せっかく持った興味を削がないこと、そして、興味からやる気へきちんと転換させてあげることが大切なのだなと思います。
※本記事の内容は、あくまで個人の体験談となります。誤飲の可能性があるおもちゃなどは、必ず対象年齢をご確認のうえご使用ください。