2人で店を守っていく
退職手続きを進めながら手伝いを続けていたある日、店に通い詰めていた元同僚が彼女にしつこく絡んでいました。僕は次期店主として迷わず2人の間に入り、「他のお客様のご迷惑になります。彼女をこれ以上困らせるならお帰りください」と毅然と伝えました。僕の言葉に、彼女は少し顔を赤らめ、うれしそうにほほ笑んでくれました。
それから3年が経ちました。僕は本格的に修行を積み、母から正式に店を引き継ぎました。母も腰の調子が良くなり、今では厨房のご意見番として元気に指示を飛ばしています。
そして、僕の隣にはあの日からずっと一緒に店を支えてくれた彼女の姿が。会社で退職の噂を聞いて落ち込んでいた僕ですが、僕たちは数年越しに本当の意味で「寿」を迎えることになりました。
現在、彼女のお腹の中には新しい命が宿っています。かつて遠くから眺めていただけの高嶺の花は、今、僕の妻として、そして和食店の若女将として、誰よりも眩しい笑顔を見せてくれています。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
★関連記事:「奥の個室で待ってる♡」彼氏から誤爆メッセージが!⇒胸騒ぎがして店へ向かうと隣にいたのは!? #婚約者の浮気 1







