明らかになった真実とは
不安でいっぱいになりながら封書を開けた私は、思わず息をのみました。中には、夫が別の女性との間に生まれた子どもを認知したことがわかる書類の写しと、義母からの手紙が入っていたのです。
手紙には、義母が把握しているこれまでの経緯が書かれていました。相手女性が夫の実家を訪ねてきて、妊娠していると伝えたこと。夫は責任ある対応をせず、その後は連絡を絶つような行動を取っていたこと。そして、その事情を知った義母が、私に事実を伝える決心をしたこと――。読み進めるほど、これまでの不自然な言動が一本の線でつながっていきました。
私は書類を持ったまま、立ち尽くすばかりでした。そんな私の姿を見て、幼いながらも娘は何かを察したのだと思います。小さな声で「ママ、もう無理しなくていいよ」と言ったあと、「パパと離婚するなら、私はママの味方だよ。今がチャンスだよ!」と背中を押してくれたのです。
その言葉を聞いたとき、私はようやく覚悟を決めました。娘のためにも、自分のためにも、このままではいけないと思ったのです。
娘の言葉でついに決意!
数日後、私は最低限の荷物をまとめ、夫に「話があるの」と声をかけました。ところが、夫はそのときも私を無視しました。
「私たち離婚しましょう。今後のことは弁護士に相談して進めるから」とキッパリ伝えると、夫はようやく「えっ、離婚!?」と口を開いたのです。
「やっと口をきいてくれたけど、もう遅いよ。離婚の理由は自分でわかってるよね? 私たちはこの家を出ていくから」と伝え、娘と一緒に家を出ました。娘も「バイバイ」とは言いましたが、父親を振り返ることはありませんでした。
その後は弁護士を通じて話し合いを進め、離婚が成立しました。慰謝料や養育費についても取り決めを交わし、私たちは実家で新しい生活を始めました。
今、娘は以前と変わらない無邪気さで、その日にあった出来事をたくさん話してくれます。そんな娘の笑顔を見るたびに、私も救われる思いがします。これからも娘が安心して話せる毎日を守っていきたいと、あらためて感じています。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
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