
僕は会社員として働いています。職場では後輩のA子さんに業務を教えながら、穏やかな日々を送っていました。妻とは職場結婚で、この先も夫婦として歩んでいくものだと思っていたのですが……。
★ムーンカレンダーで注目を集めた「恋愛スカッと体験談」⇒新年の義実家に妻の不倫相手が同席。僕を笑う妻たちに「じゃあ離婚で」と宣言したら…一同大パニックw
妻から突然、離婚届を渡されて
結婚してまもないある日、帰宅すると妻から離婚届を差し出されました。「本当はあなたと結婚するつもりじゃなかったの」と冷たく言われたのです。
あまりに突然のことで、僕が「冗談だよね?」と聞き返すと、妻は「本気だよ」と言いました。「少し時間がほしい」と自室へこもったあと、気持ちを落ち着かせた僕は、「離婚したい気持ちが固いなら話し合うしかないと思う。でも、結婚を急いでいたのは君のほうだったよね?」と尋ねました。
すると妻は、「親戚がうるさく言ってきたから結婚したの。一度結婚しておけば、そのあとは離婚してもなんとかごまかせると思って」と告げたのです。
妻の本心を知り、僕はただただショックでした。夫婦としてやり直すのは不可能だと判断し、話し合いをしたうえで、後日、離婚届を提出しました。
ただ、妻が家を出ていく際に放った「会社では今まで通りにしてね。余計なことは言わないで」という言葉は、妙に引っかかりました。急に離婚を迫ったのは、何か別の事情があるのかもしれない。そんな疑念が残ったのです。
元妻からの電話に動揺していると…
離婚から間もなく、僕は海外事業の責任者に選ばれました。成功すれば、昇進や待遇アップも見込める重要な役目です。
その話は、元妻の耳にも入ったようで……。ある日、元妻から「この間はあんな形で別れたけど、もっと話し合うべきだったなって。少し会えない?」と、復縁を匂わせる電話がかかってきたのです。
元妻はもともと、世間体や損得を気にするところがありました。海外事業を任された僕を見て、急に惜しくなったのかもしれません。僕は「もう離婚は成立してるし、やり直すつもりはないよ」と伝えました。
電話を切ると、そばにいたA子さんが心配そうにこちらを見ていました。A子さんには、離婚の経緯を少しだけ話していたのです。「今さら連絡してくるなんて、都合が良すぎますよ!」と、彼女は僕の代わりに怒ってくれました。
その後、海外事業を共に進める中で、A子さんはいつも僕を気にかけ、励ましてくれました。そして彼女のやさしさに触れるうち、A子さんの存在は、僕の中で少しずつ心の支えになっていったのです。







