
夫と結婚して4年が経った今年、初めての法事がありました。私たちは結婚式を挙げていないため、夫の父方の法事であるその場には、久々に集まる親戚たちに私をお披露目する目的もあったのですが、私たち夫婦は、あろうことかうっかり遅刻してしまったのです。お寺に着いたときには私たち以外の全員がそろっていて……。
★ムーンカレンダーで注目を集めた【結婚×義両親】記事⇒「40歳とは結婚するなって」挨拶の2日後、「親が反対した」と彼から別れを告げられた。でも実は…
殿、降臨
夫方の親戚の法事に遅刻してしまった私たち。初めて会った方々へのあいさつをひと通り終えたとき、「おぉ、コレが甲斐性なしと結婚したコか、重役出勤だ」という大声が聞こえ、振り返ると初対面のおじいさんが…….。たとえ今が昭和だとしても時代遅れなのではと思うレベルの暴言に、初めは自分が言われていると気付かなかったのですが、おじいさんはまっすぐと私を見つめていました。
その人が誰かもわからなかったので、ヘラヘラと笑ってその場をやり過ごした私。あとで聞くとそのおじいさんは、義父のお姉さんの夫でした。そして、彼に付けられたあだ名が「殿」だということもそのとき知ったのです。
正面突破だけが正義じゃないみたい
どうやら女の私にはさほど興味がないようで、殿の次なる標的は私の夫となりました。夫の肩を抱いて「甲斐性なしも、ちっとは嫁に食わしてやってんのか」「お前も年だけは立派にとってきたな」などなど、悪態をつきまくる殿。
私は次第にムカつき始め、殿の鼻を明かしてやりたいような気分になったものの、普段は他人に対して意見をまっすぐ言うタイプの夫が、妙に殿の機嫌をうかがいながらヨイショする様子を見てなんとなく雰囲気を察し、怒りを抑えて黙っていることにしました。







