お客の私に信じられない暴言
その営業マンの男性は、私を見るなりこう言い始めました。
「冷やかしはごめんだ。明らかに貧乏学生と年金暮らしのばあさんが、何しにここに……」
私は、その暴言は聞こえなかったふりをして、「こちらで車を購入したいのですが……。バイトをしてためたので、ちゃんと資金もあります」と丁寧に頼んでみました。しかし彼はさらにひどい言葉を続けたのです。
「冗談もほどほどに。あんなぼろい軽自動車でここに来るような貧乏人に売る車はない!」
おまけに、祖母の軽自動車に向かって舌打ちまでしたのです。私はあまりのことに驚き、涙をこらえるのが精いっぱいでした。
祖母の登場!
「泣くことはないよ」。無言になっていた私の肩を背後からたたいたのは、祖母でした。例の男性営業マンに「孫が何か?」と問うと、彼は祖母にもひどい言葉を吐き続けたのです。
「あなたの孫ね、身の程もわきまえず高級車が欲しいんだと。孫がかわいいなら年金から援助でもしてみろ。足りないだろうけどね。軽自動車がお似合いの貧乏人はお呼びじゃない、さっさと帰りな!」
それを聞いた祖母は、冷静に宣言しました。「そうかい、じゃあ良いことを教えてあげよう。私の大切な孫を傷つけたアンタには、相応の報いを受けてもらう。この店、今日で終わりだね」と……。
薄ら笑いを浮かべている彼を前に、祖母はスマホを取り出して次々に連絡を始めたのです。








