保健師さんの証言で一変
「お席ではたばこをご遠慮ください!」。私はお客様のテーブルに駆け寄りました。お客様は「ゆっくりコーヒーを飲みながらたばこを吸いたい」と、たばこをプカプカさせながら主張します。私は何とかお客様にたばこを消してもらうよう頼みましたが……「うるせえ! バイトが偉そうに言うな!」と私の頭にコーヒーをブチまけたのです。ところが、騒ぎを聞きつけて慌ててやって来た店長にコーヒーをわざとかけたことを否定し、「手が滑っただけ」と主張。店長も、もめ事を避けるためになあなあに済ませようとしてきました。
しかし、偶然その場にいた保健師さんの登場で事態は一変します。コーヒーをかけたことが過失じゃなく故意だったと証言してくれました。保健師さんは禁煙を推進するプログラムの講師で、このお客様は禁煙チャレンジに参加していた受講者でした。しかし、講義を一切聞かず、ずっと寝ていた上に、講習会後には禁煙ルールを破ったことを告げました。単に禁煙に失敗しただけならまだしも、全席禁煙の場所でコーヒーカップのソーサーを灰皿代わりにして喫煙し、しかも注意した店員さんにコーヒーをブチまけて暴行罪で警察沙汰だと詰め寄ります。会社からの処分が避けられないことを指摘されたお客様は慌てふためきました。
その後店長が警察を呼び、お客さまは警察に連れていかれました。保健師さんはその後も店を訪れ、ごひいきにしてくれているおかげで、私は今でも楽しくファミレスで働いています。
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喫煙に関する問題はファミレスにとってもさまざまな側面から影響を及ぼしています。全体的な社会の健康志向が高まる中で、お客様との円滑なコミュニケーションが、重要な要素となっていることがうかがえます。ルールを守り、喫煙者と非喫煙者の共存ができる環境を守っていきたいですね。








