小4の娘にも逆ギレ?
数日後。私たちは娘のたっての願いで、彼女の誕生日にこの高級寿司店を再訪。大将も先日のことを謝りながら、海鮮で作った誕生日プレートを用意してくれました。大好物のたまごも乗った特別メニューに娘も大喜び。ところがその瞬間、あの嫌な大声が聞こえてきて……。
娘を見るなり、「お前らまたか。貧乏人は来るなと言ったろ!」と文句を言い始めたナゴミは、誕生日プレートを目にして逆上。「ちゃちいサービスはファミレスでやれよ! 俺さまの行きつけでガキくさいことはするな」とお皿を取り上げようとし、はずみでたまごが地面に落下してしまったのです。
落ちたたまごと怒りでうち震える娘を無視したナゴミは、高飛車な態度を続けます。「こうなったら俺がこの店をプロデュースしてやるよ。そうすりゃ貧乏人お断りで繁盛間違いなしだ」
真っ青になった大将は、どこかに電話をしている娘のそばに駆けつけて悲鳴を上げました。「店舗プロデューサーならもう、ここにいらっしゃいます……!」
実はこの子…
誰のことだよ、とせせら笑うナゴミに、電話を切った娘が名刺を渡して宣言しました。
「私がここのプロデューサー兼オーナーです」
「はぁ? 何言ってるんだお前ら」
ガキのままごとだ、くだらない冗談だ、ニセの名刺まで作りやがって、とバカにするナゴミでしたが、大将も「彼女は飲食業界で名高い天才少女です。多くの飲食店のオーナー兼店舗プロデューサーとして活躍されています」と証言してくれました。
それでも信じないナゴミを前にして、娘は言い放ちました。
「さっき電話しておいたから、もうすぐ嫌でもわかるよ。今回は絶対に許せない!」








