ぜんそく症状が落ち着いてきた

翌日、職場で上司に気管支ぜんそくと診断されたことを報告した友人。上司には普段からいろいろ話を聞いてもらっていたので「転職で慣れないことだらけだし、毎日緊張していたのかもね。あんまり思い詰めないでね」と言われたそうです。
吸入薬は朝夕2回、それに加えて仕事中にもせきが止まらないときは、追加で1~2回随時吸入しながら働いていました。
吸入薬が効いたのか、就寝時の苦しさは多少あったようですが、受診前に比べてだいぶ眠れるようになったそう。また、ストレスも良くないとのことだったので、しっかり休息を取り、前から気になっていた料理教室に通い始めるなど、なるべく自分の好きなことをする時間を増やし、ストレス解消を心がけていました。
そして、初診から2週間後の再受診の日。前回から症状が改善していたこともあり、吸入の回数を少しずつ減らしていいと診断されました。それ以降はせきもだいぶ治まり、日常生活に支障を来すほどのせきに悩まされることもなくなりました。季節の変わり目などにヒューヒューとせきが出ることがあるようですが、眠れなくなるような苦しい思いをすることはなくなったようです。
まとめ
友人はせきが出てつらかったにもかかわらず、過去の受診結果から自分で判断し市販薬で済ませてしまいました。その後、病院を受診し気管支ぜんそくと診断されたことで「日常生活に支障が出るほど苦しかったのに、なんで早く受診しなかったんだろう」と後悔していました。今思えば、友人は昔からめったに弱さを見せない頑張り屋さんなので、今回もだいぶ無理をしてしまったのかもしれません。
これ以降、友人は仕事にも慣れストレスとうまく付き合えるようになり、せきはそれほど出なくなったそうです。友人の体験からストレス解消を心がけることや、自分で勝手に思い込んだり我慢したりせず、つらいときは早めに受診しようと再認識しました。
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※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/高島雅之先生(たかしま耳鼻咽喉科院長)
日本耳鼻咽喉科学会専門医、日本睡眠学会専門医。金沢医科大学医学部卒業。金沢医科大学耳鼻咽喉科で講師を務めたのち、2007年に開院。「病気の状態や経過について可能な範囲でわかりやすく説明する」ことをモットーに地域医療に従事。「宇都宮スリープセンター」を併設し睡眠医療にも携わる。テレビやラジオなどメディアでも、いろいろなジャンルにおいて医療情報を発信。著書に『専門医が教える鼻と睡眠の深い関係 鼻スッキリで夜ぐっすり』(クロスメディア・パブリッシング)があり、Amazonのカテゴリー7つで1位を獲得。







