言ってやった!
この人は何を……。私はハアッと大きなため息をつきました。
「100万だけですか? 私の父があなたの会社に援助した金額は500万円ですよ? やっと返されたと思いきや、まだ400万も残っています。そもそも、私たちこそあなたから感謝の言葉をもらっていません」
実は2年前、私の父は義父に500万円もの大金を貸していたのです。あのとき私の両親に泣きついてきたのは夫。「父の会社が経営不振で、このままでは倒産です。仕入先に支払う500万を今すぐ用意しなければいけなくて」と懇願された父が、農業用の機械を売り払ってお金を工面していたのです。
我慢の限界に来ていた私は、ピシャリと義父に言い放ちました。
「父が農作業に必要な機械を売ってまで作ったお金だというのに、それに感謝もせずに、農家を見下し続けて暴言ばかり……。恩知らずはどちらですか!」
驚きの真実が発覚
しかし義父は驚いた表情で問い返してきました。「何の話だ? うちが倒産間際? 借金しているのはお前の親だろ? 俺はこれまでお前の実家に何度も金銭的援助をしているんだぞ!」
これには私もびっくり。「ええっ!? 実家ではそんな話、一度だって聞いたことありません!」
「何を今さら……。今回も、『嫁の実家で農業用機械が壊れたから修理代100万が必要だ』とこいつに言われて、腹立たしかったが準備してやったんだ。せめてお前から感謝の言葉を引き出そうとして……」
私と義父は目を見合わせ、夫のほうを振り返りました。
「まさか……」「お前……」
なんと夫は、忍び足でコソコソ義実家を出ていこうとしているところでした。
「い……いや……その、ちょっとだけ……」
そう。なんと夫は、義父と私、そして私の両親にウソをついて、双方から金を吸いだしていたのです!








