我慢は限界!
私はもううんざりでした。話もまともにできないなんて……。怒りの矛先がなくなってしまったので速攻で母に電話。すると、「我慢せずにすぐ帰っておいで。実は、あの男の調べはもうついたからね」と言うのです。
なんと母、先日の私の電話で思うところがあったのだとか。すぐに動いて探偵に不倫調査を依頼していたのです。「調べた限りではクロ。あなたに彼を紹介したクルミって後輩が相手よ……。あとはこの母に任せなさい! 2人に地獄を見せてやるから」
私は驚いて詳細を聞き、実家に急行。母に言われて離婚届も用意し、署名して置いておきました。
それから3日ほどして……。夫からの鬼電&鬼メッセージを着信。私の離婚への決意が固いことを知って、慌てているのでしょうか。本来ならもう顔を合わせず弁護士を通すこともできましたが、ひと言言わないと気が済まない気持ちもありました。そこで、両親と一緒に夫と対面することにしたのです。
夫の会社前で彼を待っていると……。私たちが待ち伏せしているとは思ってもみなかったのでしょう、なんと彼はクルミと一緒にのうのうと出てきたのです。
反撃開始!
私たちは有無を言わせず、彼らを家まで連行。母が「今までさんざん娘をコケにしてくれたわね……。これを見てごらん!」と言い放ち、束になった書類をたたきつけました。
それは2人の不倫の証拠。「ここ3カ月ほどよろしくやっているみたいね? 一緒に出張に行き、残業も仲良くやっていたんでしょう? もう調べはついています」
私も間髪おかずに追撃。「今回も私の誕生日に2人で出張したんでしょ? 会社も不倫出張だなんて聞いたら、さぞ驚くでしょうね。仕事だなんて信じていた私がマヌケだったわ!」
「おまけにあなた、娘に無理やり仕事を辞めさせて専業主婦にしたくせに、ニートだなんて呼んだとか。不貞にモラハラ、こちらの証拠はそろっています。覚悟はできているのかしら?」
「クルミもよ。私に彼を紹介しておいて陰で不倫していたなんて。バカにするにもほどがある!」
こうして、真っ青になって慌てふためく夫とクルミを放置し、私たちは実家へと戻ったのです。








