妊娠で私がにおいに敏感に
あるとき私に妊娠がわかり、妊娠2カ月目に入ってからつわりがスタートしました。ずっと目が回っているような感じで頭がふらふらして不快感が続く毎日……。夫の香水のにおいにも、吐き気を感じるようになったのです。また夫指定の洗濯洗剤のにおいにも耐えられなくなり、洗濯洗剤は洗い上がりが無臭のものに変え、夫に「つわりがひどいから香水をやめてほしい」と注意しました。しかし、香水をやめると自分の体臭が気になるから、完全に香水を使わないというのはできないと、私の訴えを拒否!
妊婦が香水のにおいで気持ち悪いと言っているのに、それを拒むなんてありえないと私は激怒! しかし、香水を使うのをやめると、服についたたばこのにおいが気になると言いだすので、それならたばこをやめろ! とさらに私は激怒しました。夫は香水のプッシュ数を気持ち減らしてはいるものの、私は相変わらず香水のにおいにえづいてしまう毎日でした。
助産師に怒られた夫
つわりがひどくなり、香水をやめてほしいと訴えても、かたくなにやめなかった夫。私は体調の悪さもあり、夫へのイライラが募っていましたが、夫は妊婦検診には毎回一緒についてきました。
安定期に入って、産婦人科で助産師面談を受けたときのこと。担当だった助産師さんはベテラン風の方でした。部屋に入るなり夫に向かって「旦那さんはいつも香水をつけてるの?」とひと言。夫はいきなりの質問に戸惑っていましたが、助産師さんは「特に初期の妊婦さんはにおいに敏感なんです。こんなにおいをプンプン巻き散らされたら他の患者さんにも迷惑です。香水はつけてこないでください!」と夫を一喝してくれたのです。そして私にも「におい、気にならなかった?」と聞いてくれたため、言ってもやめてくれなかったこれまでの経緯を話すと、助産師さんもあきれ顔……。
ただこうして夫も、助産師さんからのひと言で、自分が良かれと思ってやっているにおい対策は、実は迷惑と思っている人がたくさんいることに気付いたようです。その後は、私の出産に備えてスパッとたばこをやめてくれ、香水を使うことも控えるようになりました。
まとめ
人のにおいに敏感なため、自分のにおいにも徹底的に気をつかっていた夫。ただ、人がつけているといやな思いをする香水を自分でつけていたのですから、当然そのにおいに迷惑を被る人がいることに、ようやく気付いてくれたようです。
最近は「香害」という言葉もありますが、まさに夫が香害の張本人となっていたという体験談でした。
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※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/沢岻美奈子先生(沢岻美奈子 女性医療クリニック院長)
医療法人社団 沢岻美奈子女性医療クリニック理事長。産婦人科医。
2013年より神戸で婦人科クリニックを開業。女性検診や更年期を中心に女性のヘルスケア領域に長く従事。2025年9月には、恵比寿に婦人科・美容皮膚科Takushi clinicを開業。更年期ドックでの女性特有の健康評価から治療までを、経験豊富な産婦人科女医がワンストップで提供。心身の不調が特徴な更年期の揺らぎ世代を対象に、“女性医療コーチング”という新スタイルで全人的なサポートをおこなっている。また、Instagram(@takumina _clinic)や、podcast「女性と更年期の話」、YouTubeチャンネル「8時だヨ 更年期全員集合」などを通じ、幅広く情報発信をおこなっている。
マンガ/山口がたこ
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