父がいなくなって崩れた家族
上の兄は海外出張が多かったため、次兄が母を引き取ろうとしましたが、母は「ひとりで暮らすほうが気がラク。孫たちと暮らすのは自分には無理だ」と言い切り、上の兄が用意したマンションに引っ越し、兄2人の会社でパートを始めました。
兄たちは身近に母がいるのですっかり安心し、仕事や自分たちの家庭と子どものことで頭がいっぱいに。母はそれがつまらないのか、ちょくちょく私に電話をしてくるようになりました。
その後、母は私に「娘がそばにいると心強い。こっちに帰ってきてお父さんが建てた家に住んでほしい」と何度も泣き言を言ってきました。家具も内装もそのまま残したいようです。私は母の近くに戻るのは嫌だったのですが、まずは食品や生活用品があふれ、手つかずで10年間ほったらかしの家の片付けに、新幹線を何度も使って通いました。
そして、再び住める状態になったころ、そこで母は初めて上の兄に話をしたらしく、突然兄から私に電話がありました。「母への仕送りはするのか?そこの家賃はいくら払うんだ? 母親の老後はお前がそこで見るのか?」と、まくしたてられたのです。それを母は、兄が自分のことを考えてくれている、と大満足している様子でした。私に言った泣き言なんてすっかりないかのように、兄には一切説明してなかったのです。
まとめ
その出来事があってから、私は母と上の兄との連絡を絶ちました。母の老後は上の兄が何とかするでしょう。そのときに次兄が巻き込まれないことを祈るばかりです。
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文/新常 理勢
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