用なしはどっち?
すると、それまで黙っていた息子が口を開きました。「おめでとう、母さん。これでろくでなしとは縁が切れるね。今まで僕のために我慢してくれてありがとう。僕も家を出る。アンタとは無関係だ」
息子はずっと、理不尽な扱いを受けていた私のことを心配してくれていたのです。高慢な夫は、いきなり子どもに手のひら返しをされて逆ギレしました。「何だと? 大学費用は誰が払うと思っているんだ!」
しかし息子は笑って言いました。「奨学金を申請したから問題ない。母さんだって、実は在宅ワークでいろいろスキルを磨いていたんだよ。家のことなんか顧みなかったアンタは知らないだろうけど。用なしはそっちだ」
こうして、やり込められた夫は苦虫をかみつぶしたような顔に。私と息子は翌日に家を出ました。
間もなくして離婚が成立し、不倫と暴言に対する慰謝料も無事請求できました。元夫はホステスに入れ込んで借金までしていたらしく、今は返済に追われているそう。
私はきれいなアパートに移り、在宅ワークを充実させています。学生寮住まいの息子とは時々、食事に行きますが、うれしいことに姉弟に間違われることも。
「まだ母さんも36歳。これからこれから!」と言う息子に、「ほんとそうね。人生楽しんだもの勝ち! あんたも学生生活頑張りなさいよ」と激励し返しています。
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妻と息子を体よく追い出そうとした元夫でしたが、逆に妻と息子から「あんたは用なし」と言われてしまいましたね。でもこれまでのおこないが原因なので、同情の余地はありません。これからは第2の人生を思う存分満喫できるといいですね。








