
フルタイムの仕事と育児に忙しく過ごしていた私は、気付けば40代後半に。ある日突然、今までにない不調が訪れました。階段を上ると息切れがし、体が異常に重く感じられ、ひどい冷えに悩まされるようになったのです。
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眠れない夜が続き…
最初は年のせいだと軽く考えていましたが、症状は徐々に悪化していきました。横になると激しい眠気に襲われる一方で、夜は目がさえて眠れません。そして、理由もなく不安に襲われるようになりました。
インターネットで調べてみると、私の症状は更年期障害に当てはまるようでした。少しでもラクになりたいと思い、勇気を出して産婦人科を受診しました。
別の症状に悩まされる
医師は私の症状を聞いた後、当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)という漢方薬を処方してくれました。一時的に効果を感じましたが、新たな症状が現れ始めました。朝は全身の筋肉痛に悩まされ、物忘れが激しくなり、ささいなことで落ち込むようになりました。
症状の変化に合わせて、漢方薬は加味逍遙散(かみしょうようさん)に変更されました。夜眠れるようになりましたが、仕事のミスが増え、車の運転も困難になりました。自分が情けなくなり、毎晩涙が止まらない日々が続きました。
しまいには精神科の受診へ
精神症状が強くなったため、精神科への受診を勧められました。最初は戸惑いましたが、よくなりたいという思いで予約を入れました。2カ月の待機期間は長く感じられましたが、その間も1日を過ごすのに精一杯でした。
精神科での診察で、私はSNRIという抗うつ薬を処方されました。驚くべきことに、体の痛みが和らぎ、気持ちが明るくなっていきました。物忘れも改善し、約8カ月で薬が必要なくなるまでに回復しました。
ホルモン補充療法を検討するも
しかし、頭が回らない症状は続いていました。ホルモン補充療法を勧められましたが、近くに適切な病院がなく、また仕事を辞めることもできず、自分で対処する方法を探すことにしました。
情報を集め、生活習慣の改善に取り組むことにした私。朝食をしっかり取り、毎日決まった時間に起きて日光を浴び、適度な運動を心がけました。予定を詰め込まず、休息を取り、残業を避け、夜はスマートフォンを見ないようにしました。
これらの取り組みを半年ほど続けると、体調は驚くほど改善。この経験を通じて、日々の健康管理の大切さを身をもって学びました。
まとめ
今では、自分の体と心に耳を傾け、無理をしすぎない生活を心がけています。更年期障害はつらい経験でしたが、自分自身をより深く理解し、大切にする機会にもなりました。これからも、自分のペースを大切にしながら、充実した日々を過ごしていきたいと思います。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)
2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。
著者:木鈴しの/40代女性・会社員
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年9月)
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