今さら元には戻れない!
私はあきれて大きくため息。「あら? 無職の私は追い出すんじゃなかったの?」
「あれは、勢いというか……。やっぱりいてくださいよ! 主人にとっては実の母親ですし」
猫なで声の嫁に完全に白けた私は、冷静に答えました。「その息子だって、あなたと同じで金を生まない老母は追い出そうとしていたでしょ。嫁に虐げられても一度もかばってくれなかったもの。そこに残っても、私に良いことはない。どうせまたお金を搾り取られるでしょうし、あなたたちに罵倒されながら家事をやらされる人生なんてごめんよ」
こうして私は、叔父から相続した家で1人暮らしを謳歌しています。貯金はとっておき、動けなくなる前に施設に入る予定。それでも多額のお金が余るはずなので、残りはどこかに寄付しようと思っています。
息子夫婦は、これまで家事も家計管理もまったくしてこなかったため、やり繰りに苦労している様子。お金のことで夫婦喧嘩も絶えないようですが、いまさら私の知ったことではありません。
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老いた母親からお金を搾取しようという息子夫婦の言動は残念ですね。叔父さんが遺産を残してくれたおかげで、こんな鬼嫁や息子にすがらずに自由に老後を過ごせることになり、本当によかったです。








