
25年ほど前、私は成田空港からハワイ行きのJAL国際線に乗っていました。目的は和太鼓のハワイ公演。機内には当時、専用電話があり、通話が可能でした。付き合い始めたばかりの恋人へのサプライズを思いつき、太平洋上空から電話をかけたときのお話です。
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恋人へのサプライズコール
私の声を聞いた瞬間、驚きと喜びが混じったような反応がありました。上空から届く私の声に、彼は驚きつつもうれしそうで、その声が私の胸を温かくしました。太平洋の上、何千kmも離れた場所からつながっているという不思議な感覚に、2人とも興奮を抑えきれませんでした。まるで隣にいるかのように、時間はあっという間に過ぎていきました。
ふとわれに返り…
しかし、楽しい時間は永遠には続きません。盛り上がってきたところで、ふと、お互いの頭に浮かんだのは通話料金のこと。「これ、いくらくらいかかるんだろう……?」と、不安がよぎり始めました。相手も同様に心配していたようで、泣く泣く電話を切りました。








