
私はレストラン勤務の料理人です。実家経営の会社を辞め、夢を実現させるために数年前から修行をしています。しかし弟からはことあるごとにマウントを取られる日々。私は気にしていないのですが、ある日……。
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私を見下す弟
憧れを募らせて料理の世界に入った私を、「好んで肉体労働に勤しむ兄さんは一族の笑い者」と見下す弟。「俺の夢だから」と言っても、「今はレストランの下っぱで木造アパート暮らしだろ? みじめだな」と鼻で笑う始末。自分が会社を継ぐことになったので、やたらとマウンティングしてくるのです。
「そういえば兄さんが働いているレストランって高級フレンチだよな? 今度使ってやる。知り合いは金持ちばっかりだから、売り上げに貢献してやるよ。感謝しろ」とまで……。
ところが、弟が連れてくるメンツは、大声で笑ったり堂々と下品な話をしたり。マナー違反の非常識な連中ばかりだったので、ついに私は苦言を呈しました。
「悪いけど、お前は出禁。店長も我慢の限界だって。もう予約は取らないし、来たら警察に通報する」
「何を言っているんだ、客は神なんだろ。俺は利用してやっているんだ。底辺職のやつらは金持ちの言うことを聞いていればいいんだよ」と信じられない言葉が返ってきたのです。
緊急事態なのに?
そんなある日、実家の会社で一大事が発生。会社からは弟に何度も電話をしたようですが、返答がないらしく、私も弟の行方を聞かれました。私は慌ててメッセージを送信。
「お前、今どこだ? すぐ会社に来たほうがいいぞ」
すると「は? 無理だよ、楽しんでいる最中だからね~」と返信が届きました。
「兄さんが働いてる高級フレンチで同窓会してるよ!」
「支払いよろしく」
「昨日退職したけど」
「え?」
のんきな弟からのメッセージに、私はあきれて返信しました。私の返信を見て、弟からすぐに電話がかかってきました。どうやら、20人ほど引き連れて、同窓会と称したどんちゃん騒ぎをしていたようなのです。








