発症から3日以内の早期治療がカギ

顔面神経麻痺は発症から1~2週間でどんどん悪くなります。悪化する前にステロイド治療をおこなうことが重要で、3日以内に薬を投与すれば約7~9割が治癒すると報告されています。私自身も顔面神経麻痺になったことがありますが、すぐに治療をおこなったため、後遺症は出ませんでした。
発症から1カ月後くらいに検査をおこない、予後が悪ければ手術が勧められます。なお後遺症が残った場合でも、リハビリや自然治癒によってまひは改善されていきます。ただしリハビリは正しくおこなわないとかえって後遺症が重くなってしまうことがあるので、自己判断で進めるのは避けましょう。
免疫アップで顔面神経麻痺を予防。腸活も効果的
ベル麻痺の患者は働き盛りの40代がピークと言われていて、ラムゼイ・ハント症候群は20代と50代でかかる割合が増えます。この年代は特にストレス、疲労がたまりやすいのかもしれません。なお、罹患率に男女差はありません。
顔面神経麻痺の予防は免疫を落とさないこと。そのためにはしっかり休息を取り、規則正しい生活を心がけストレスをじょうずに発散することが求められます。また、原因となる帯状疱疹を防ぐためにも、50歳を過ぎたら帯状疱疹ワクチン接種を検討しても良いでしょう。
近年では腸内フローラのバランスが取れているとメンタルにも良い影響をもたらすことがわかってきました。腸内環境は免疫システムにも関わっていますから、顔面神経麻痺を防ぐ意味でも日ごろから腸活を心がけたいものです。
まとめ
とりわけ早期治療がモノ言う「顔面神経麻痺」。顔面に異変を感じたらチェックリストで症状を確認し、少しでも疑いがある場合はすぐに受診をしましょう。もし勘違いだったとしても、何もなくてよかった、で済みます。健康を守ることを優先してくださいね。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
取材・文/中澤夕美恵(51歳)
出版社、編集プロダクションを経てフリーになって約20年。2021年よりスポーツジム通いに目覚め、せっせと運動に励むものの未だ1kgしか減量しておらず、ズッコケる。いつか痩せると信じて今日もジムへ……。
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