驚がくの事実が発覚
困り果てた私たち。そこへ、事態を収拾すべく現れたのは私の姉、わが社の社長でした。
「お姉ちゃん、ごめん。新年会をするはずが……」。私が謝ると、姉はゆっくり周囲を見回して、衝撃のひと言を放ったのです。
「大丈夫。これ、想定内だったのよ」。そして育休ママに向き直りました。
「あなたは、たしかに育休を取得していたわ。だけど申請していた期間よりも長く無断で休み続けていましたよね。その後も何の連絡もなく、無断欠勤の状態が半年以上も続いています」
そう。会社からは何度も連絡したものの、なぜか直接本人とは話せないまま。育児で大変だろうと目をつぶり、基本給の支払いが滞らないよう雇用状態を継続してきたものの、さすがに堪忍袋の緒が切れたと姉は言います。
「会社はあなたがいなくても問題なく回っている。もともと大した仕事を任せられる人材じゃなかったようだし、あなたの部署から苦情も来ていたの。子どもを理由に仕事を放棄したり、一方で独身や子どものいない同僚には上から目線で嫌みを言ったりしていたんですって?」
社会人として
ガクブルで言い訳を連呼し始めた「自称」育休中の同僚ママ。しかし姉はきぜんと宣告しました。
「あなたはすでに解雇です。会社からの通知や解雇届すら無視していたようだけれど、正式に手続きは完了しています。それから、今日食べ散らかされた30名分の料理代、会場の損害賠償も請求させてもらいますから」
彼女は真っ青になっていましたが、姉は冷静に続けました。
「すべてあなたの非常識が招いた結果よ。最後の恩情として、この場は私が代金を立て替えますから、来週中に返済してください。でなければ警察に訴えてもいい。無断で無関係な会社の社内行事に入り込み、無銭飲食をしたって」








