家を出る日…
引っ越しの日。入籍したばかりの夫が車で迎えに来てくれたのですが……。それを見た長女の態度が急変!
「な、なにこの高級車!」
それもそのはず。彼の車は大きなベンツで、おまけに運転手付きですから驚くのも無理はありません。
「奥さま、お嬢さま、どうぞこちらに」と、運転手に促されて私と次女は後部席に乗り込もうとしました。
「どういうこと? あんたたち、金持ちと結婚するなんて一度も言わなかったよね?」
私は、「金持ちだから結婚するわけじゃないし、彼の仕事については前に話したわよ。同僚だって言ったかしら? 取締役を務めているけどね。名前でわかると思ったし……」と答えました。
態度がひょう変
すると長女は、「私も一緒に行く!」と手のひらを返したのです。「新しいパパがこんな優良物件なら反対なんてしない。私も娘として、金持ちになる権利があるもん!」
私はこの態度にぼうぜん。「あなた、私とは絶縁したんでしょ。この家だけはゆずってあげるから、もう別々に生きていきましょう」と静かに告げました。
「あれは、言葉のあやで……。どうせどこかのジジイと再婚するかと思っていたからさ! 絶縁なんて取り消すわ、ママぁ~」
長女はしどろもどろですがりついてきましたが、無言で聞いていた夫が口を開きました。
「君は、自らの選択に責任を持つべきだ。聞けば、これまでも母親に感謝の1つもなく、面倒ばかりかけては後始末をさせていたそうじゃないか。もう母娘ではいたくないんだろう?」








