
私が35歳のとき、まだ籍を入れる前に夫との同棲生活が始まりました。付き合い始めて1年もたたない時期ということもあり、一緒に暮らす中で見えるようになった夫の醜態ぶりにがっかりしてしまうこともありながら、2人だけのラブラブな生活を楽しんでいました。そして同棲を始めて半年後、無事に入籍し、新婚さんとなった夫と私。しかし、そんな幸せ絶頂期に夫婦生活の危機が訪れることになるのです。
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みっともないのも好きのうち
私と夫は職場で知り合い、交際を始めて1年たたないころ、夫の異動を機に同棲生活を送ることになりました。付き合っている間、私は実家暮らしだったため、同じ部屋に2人で暮らすのはとてもうれしかったものです。一緒に使う家具を見に行ったり、おそろいの食器を買ったりと、同棲スタートはドキドキワクワクすることばかり。夕食を用意して夫の帰りを待つのも、今後の新婚生活を思わせるようで気持ちの高ぶりを感じていました。
お酒が大好きな夫は毎日欠かさず晩酌をしていたのですが、限度を超えて飲んでしまうこともありました。就寝中に「気持ち悪い」と言ってトイレに向かうも、トイレの手前で嘔吐したり、飲み会の帰宅後に自分が着ていた服に嘔吐したり……。そのたび、夫の具合が心配で、ゆくゆく妻になるであろう私はかいがいしく世話をしていました。
私より8つも年下の夫。若さゆえお酒の量を加減できなかったり、その場のノリで飲み過ぎてしまったりするのでしょう。嘔吐することに幻滅しながらも、姉さん女房の私がわかってあげなければと思っていたのです。また、これから一緒に生きていくともなれば、自分の体を大事にすることが私を大事にすることにもなるのだと、諭すように夫に言い聞かせていました。
そして同棲生活を始めて半年後、私は無事に夫と入籍することができたのです。籍を入れたからといって、生活が変わるということは特にありませんでしたが、左手の薬指にキラリと光るものが存在することに、女性としての喜びをかみ締めるようでした。
深夜の駐車場で憎しみを叫ぶ
そんな幸せな新婚生活を送っていたある日、事件は起こりました。職場の飲み会に行っていた夫に迎えを頼まれ、深夜2時過ぎに車を走らせた私。後部座席に乗った夫はべろんべろんの泥酔状態で、話も取っ散らかっていてよくわからないほどでした。やれやれとあきれながら運転し、部屋のあるアパートの駐車場に着いたその瞬間、耳ざわりの悪い音が後ろから聞こえたのです。
「えっ!?」と私が振り返ると、「ごめん、吐いちゃった……」と謝る夫。なんと夫は車の後部座席で嘔吐してしまっていたのです。4年前、私が初めてローンを組んで買った車。相棒としてこれまで大事に乗ってきたその車が、一瞬にして悪臭に包まれ、様子を変えてしまったのです。
「何やってんの!? 信じられない!!」と、私は嘔吐した夫よりも汚れてしまった自分の車のことにしか気が回らず、泣きそうに謝る夫を振り払うようにして嘔吐物の処理をしました。「ごめん、ごめん、俺がやるから」と言う夫に、酔っぱらったあなたに何ができるの!? と余計に腹が立った上、これまでのこともあって「もう一緒にいたくない!」と、暗い駐車場で泣くように叫びました。







