夫が隠していたありえないボーナスの使い道
するとそこには、生活費口座に振り込まれた額をゆうに100万円以上超える金額がボーナスとして会社から振り込まれていました。「やっぱりボーナスはこんなにもらっていたのね。自分で使いたければ話してくれたらよかったのに……。やっぱり、私に言えない使い道があるのかな?」とよからぬことが頭をよぎります。
よくよく通帳を見てみると、ボーナスのうち、私たちの生活費口座に振り込まれた金額以外は、別の口座へまるまる振り込まれているとわかりました。その振込先はなんと義母の口座! 夫はボーナスの半分以上の金額を義母に渡していたのです。驚いた私は、その夜夫に話をしてみました。
「今日確認したいことがあって、あなたの通帳を見ちゃった。もしかしてボーナスをお義母さんに振り込んでいるの?」と。夫はハッとして「隠していたわけじゃないけど、独身時代からずっとそうしてきたから……」とばつが悪そうに返答しました。
私は「そっか。でも、子どもが生まれたらきっとお金がかかるから、貯金も考えてほしいな」と伝えました。すると夫は「俺はひとりっ子で親に感謝しているから親孝行がしたいんだ。親も大変だろうし」と少しイライラしている様子。私は「もしかしてマザコン?」とショックを受けつつ、夫の様子に驚いてしまい、「勝手に通帳を見てごめんね」と謝りました。
義母の隠された思いとは?
それから1カ月ほど夫婦関係はぎくしゃくしたものの、「夫が稼いだお金。子どもが生まれるまではこのままでいよう」と私も気にしないことに。気付けば通常運転に戻った私たちは、年末年始に夫の実家に帰省しました。温かく迎えてくれた義両親と、近況を報告し合います。私は義母とにこやかに会話をしながら「この人がボーナスをほとんどもらっているのか……」と、内心ではため息をつきたくなるような気分でした。
しばらくして私は義母に呼ばれ、台所で2人きりに。「お義母さん、何かお手伝いできますか?」と私が聞くと、義母は自分名義の通帳を開きました。そして、「息子が毎年ボーナスを送ってくれていたの。知っていた?」と。
私は驚きながら「あ……。はい」と答えます。義母は「ごめんなさいね。私、実はそれをずっと貯めていて、いつかあの子が結婚したら渡そうと決めていたのよ。だからこれ、あなたにあげる」と言いました。そこには夫がこれまで義母に送ったボーナスのすべてが、手つかずのまま貯められていたのです。
「これからいろいろとお金が必要になるでしょう? 息子にも話しておくから。大事に使ってね」と言ってくれました。私は義母の意外な対応に驚きました。
その後、義母は夫に「お嫁さんと、将来子どもが生まれたときにこのお金を使いなさいね。息子のあなたがボーナスをくれる気持ちがうれしかったわ」と伝えたそう。夫は実家の台所で母の気持ちを知り、涙が止まらなかったそうです。
まとめ
純粋な親孝行の気持ちと、私に言いづらい気持ちから、私に内緒で義母にボーナスのほとんどを渡していた夫。今回の件で親孝行したいという夫の思いと、その気持ちをありがたく思いながら、息子のために貯め続けてくれた義母の気持ちに心を打たれました。お互い黙っていても、心が通っている夫と義母。夫にも義母にも尊敬の念しかありません。そして、こんな親子と家族になれたことをうれしく思いました。夫とは、「これからはお金じゃなくて、毎年温泉旅行をプレゼントしようね」と話しています。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
マンガ/山口がたこ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年1月)
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