
私は40代後半、アラフィフの専業主婦。高校生の娘ははやりのアイドルを追いかける「推し活」をしていますが、私は芸能には疎く、推し活とは無縁の平凡な日常を送っていました。そんな私にも、かつて推し活をしていた時代があったのです。
それは私が娘と同じ高校生のころ、テレビで見た若手スポーツ選手の育成番組をきっかけに、私はあるスポーツ選手のとりこに。その選手がテレビに出ると知れば、テレビの前を陣取って応援したり、何度も録画を見返したり、ついには部屋に写真を貼ったり……。それはもう家族にあきれられるぐらい夢中になりました。私の青春は「彼そのもの」と言っても過言ではありません。
彼はその後順調にプロのスポーツ選手になり、私もより一層彼にハマっていきました。しかし、結婚、出産、子育てを機に自然とその熱も収まっていき、いつの間にか熱心な推し活からは離れていっていました。
しかしある日、私の青春がまた再燃することに! 夫の会社で社員家族も参加のパーティーがあり、なんと私がずっと憧れていたスポーツ選手がゲストでいらっしゃるというのです。すで既に現役を引退されてはいましたが、ずっと憧れていたあの人に会えるなんて……。「少しお話できるかもしれない!」と思うと、平凡な日々が一気にバラ色になりました。







