
私が幼いときから見続けてきた家庭内の圧力。それは深く心に刻まれ、気付かぬうちに心的外傷後ストレス障害(PTSD/トラウマ的な出来事を経験した後に発症する精神的な障害)となって私の日常をむしばんでいきました。治療を始めるまでの長い道のりと、今の私の小さな希望をつづります。
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長い年月をかけて判明したPTSD
PTSDについてはメディアを通じて知っていましたが、自分自身がそうだとは気付きませんでした。今でも戸惑うことは多いものの、一歩ずつ前に進もうとしています。
私の最も古い記憶は、父から心ない扱いを受ける母の姿です。現代であれば即座に周囲が中に入ることが必要とされるような状況でした。母は抵抗することなくそれを受け入れ、私はその光景を幼いときから見続けてきました。医師からは、それが私のPTSDの主な要因だろうと説明を受けました。私自身へは、心無い言葉や無関心など、子どもへの不適切な対応は続いていました。
周囲の目を気にして離婚しなかった母
高校生になると、父の理不尽な言動に対して声を上げ、母を守るようになりました。母は若くして結婚し、程なくして父への愛情を失っていたそうです。「父親がいない子」という周囲の目を気にして離婚をちゅうちょしたと語っていますが、今振り返ると、その選択が私たち家族にとって最善だったのかはわかりません。








