気になる公立中学進学組の高校受験結果
地元の公立中学へ上がった私の長男は、その後K君と会うこともなく、部活のサッカーに打ち込みながら、希望する公立高校への進学を目指していました。公立中学進学組の多くは、高校進学も公立志向。希望する公立高校が受からなかった場合に、併願の私立高校へ流れるというのが一般的でした。
公立高校の合格発表があってすぐのこと、音沙汰のなかったK君ママから、あちこちの家に「どの高校に受かったの?」と電話がかかってきたそうです。K君ママは、電話をかけた家の子だけでなく、相手が知る限りの同級生の進路情報を全部聞き出そうとしていたとウワサになっていました。
私立中学に進めば、公立進学組の進路なんて気にならないだろうに、どうしてそこまでするんだろう……私はK君ママの競争心の強さや学歴への執着に驚きました。
同級生の進学先を知るための予備校行脚
それから3年後、長男たちが大学受験を迎えた春のことです。私が住む県では、現役高校生のうちから予備校や受験塾に通い、大学受験に備える学生が多くいます。大学の合格発表が始まると、各予備校や塾の校内には在籍する学生の合格者名簿が次々と張り出されます。
そんなとき、あるママ友から「同じ予備校に通っていないはずのK君のママが、保護者のふりをして無断で予備校に紛れ込み、掲示物で同級生がどの大学に合格したかを調べている」という話を聞いたのです。またK君ママと近しい別のママ友からは「K君ママが近隣の予備校や受験塾に片っ端から侵入しては、知っている子の進学先を調べ回っている」と聞きました。
私はあきれ返りました。高校受験のときといい、大学受験のときといい、同級生がどんな高校や大学に進学したって、K君にもK君ママにも関係がないことです。小学校時代から「わが子は特別で優秀」と鼻を高くしていた人ではありますが、6年越しでかつての同級生と進学先の優劣を競おうなんて、学歴に対するその執念深さに私は背筋が凍りつきました。
まとめ
聞いた話では、K君は大学受験で難関私立大学に見事合格したそうです。その後、K君ママの夢だった国内最大手の広告代理店に入社できたのかどうかは知りませんが、息子たちはもう25歳。小学校時代、友だちと遊んでいるときは笑顔がかわいくて活発な少年なのに、ママと一緒だといつも黙ってうつむいていたK君の姿を思い出すたびに、現在のK君がママの支配から解放され自分の人生を笑顔で生きていてくれるといいなぁと思います。
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著者:あらた繭子/50代女性。1999年生まれの息子と2005年生まれの娘をもつフリーライター。長年にわたる無茶な仕事ぶりがたたり、満身創痍の身体にムチを打つ毎日。目下の癒やしは休日のガーデニングと深夜のKPOP動画視聴。
マンガ/☆まかりな☆かな
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年2月)
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