契約解除!?
ところが、逆上したA男は父親に訴え、社長が「うちに逆らうのか」と圧力をかけてきました。
これにはさすがに、積もり積もった私たちの怒りが爆発。父がきぜんと拒絶し、クローゼットを納品しないと通告すると、社長は渋々要求を引っ込めたのですが……。
数日後、なんと息子のA男がその販売社の社長に就任。そして、腹いせのようにわが社との取引をやめると通告してきて、契約を一方的に解除したのです。
もちろんわが社は大打撃を受けることになりました。
どんでん返し
しかし私は、こうした事態をある程度予測していました。そして、販売社の競合の中から、うちと取引したいと言ってくれる販売会社を密かに探し、営業をかけていたのです。
手を挙げてくれたのはその販売社よりも広い販売網を誇る、全国規模の販売社。新たな販売社との契約を結ぶことで、わが社の業績は急上昇しました。
以前の販売社に振り回されていた分の負担がなくなり、予定通り家具を製造できるようになったので、経営も以前より安定していきました。
一方、A男が継いだ販売社は売り上げが低迷。おまけに彼が会社の資金を横領し、警察沙汰にまでなったというウワサも届きました。








