兄の末路
「お兄ちゃん! お父さんの余命宣告は、ウソだから」
そう。これは、兄の本性を暴くために仕組まれた茶番劇だったのです。母は遺言書の段階から協力者で、私にもその後計画が知らされました。なんとお医者さんも父の旧友で、事情を説明し、ひと肌脱いでもらったのでした。
遺産を期待し、借金までして豪遊していた兄は顔面蒼白になりました。
父は、「俺のウソは悪質だったかもしれない。でも、自分の命をかけて息子の本心を知りたいと思ったんだよ。まあもう、お前は息子でも何でもないな」とバッサリ切り捨てました。
家族の信用を失った兄は、家を追い出されました。ギャンブルに使い果たして所持金はゼロ。返済のため、バイトを4つ掛け持ちしているそうです。
一方の私はというと……。退院後、父が復職し、元気な姿を見せてくれてホッとひと安心。兄に転売された物もすべて買い直せました。今は夫婦2人で、穏やかな日々を過ごせているようです。
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父親の遺産をあてにして余命宣告を喜び、遊びまくっていたという兄。とんでもない不届き者ですね。自業自得の結末ですが、心を入れ替えてくれることを祈ります。何よりお父さんが無事回復してよかったです。これからも元気で長生きしてほしいですよね。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。








