過去の傷がナオキさんによって癒やされた

そんなある日、カフェにかつて好きだった男の子、鈴木くんが現れました。
「中学のときのこと、ずっと後悔していたんだ。青嶋のことが好きだったのに、友だちにからかわれて恥ずかしくて『好きじゃない、迷惑だ』って言った…」
「あれ、聞いていたんだよな。あの日から青嶋は誰とも話さなくなって、心を閉ざしたんだよな…」
鈴木くんは私に謝りました。
過去の傷が、一瞬よみがえった気がしました。でも――。

「ふざけんな!! 今さら謝っても、ユウさんの時間は戻らねーんだよ!!」
ナオキさんが、私のために怒ってくれたのです。
そのとき、私は確信しました。
ナオキさんが私に向ける言葉は、すべて本物だと。
私の心は埋め尽くされています

ナオキさんは、少し顔を伏せながら静かに言いました。
「ユウさんが好きです。大好きで、大好きで……。だから、もしあの男をまた好きになったかもしれないって思ったら、こわくて……」
その言葉に、私はドキッとしながら問い返しました。
「あの男? 鈴木くんのことですか?」
ナオキさんは、少し照れくさそうに笑ってうなずきました。
「はい。同窓会とかで、昔の好きな人に再会して気持ちが再燃したって話、よくあるじゃないですか……。だから、もしかしてって……」
私はその気持ちを受け止めながら、ゆっくりと目を見つめて伝えました。
「ないですよ。だって、私の気持ちはもう……ナオキさんで埋め尽くされてますから」
「ユウさんが好きです。大好きです」
「……私も、ナオキさんが好きです」
彼の告白を受けて、私の心はようやく、長い間閉ざしていた扉を完全に開くことができました。
まとめ
過去のトラウマや人間関係への苦手意識は、誰にでもあるもの。ユウがナオキに出会い、自分の殻を破ることができたのは、ナオキが真っすぐな言葉で向き合い続けてくれたからです。ナオキの素直で明るい言葉が、ユウに自信を与え、心を開かせたのでしょう。人との関わりを恐れず、自分の気持ちを素直に伝えることは大切ですね。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。








