無自覚だった
私が自分の変化や子育てに手一杯で気付くのが遅れたこともありますが、私も夫もまだ「男子たるもの」という価値観の中で育てられた世代。夫は弱った姿を表面に出さずにいた面もありました。
時代が変わった今だからこそ、率直に夫の加齢の影響を聞いてみると、夫の場合は40代になってから体の疲れが取れにくくなり、精神面では私と同様に感情的になりやすくなったそうです。
また、以前より声が大きくなったことを伝えると、驚いていました。というのも、耳が聞こえにくいことには気付いていたけれど、声が大きくなったことには気付いていなかったようです。また、耳の聞こえにくさも、加齢によるものではなく、職場が騒がしいせいだと思っていたようです。
ヘッドフォンの使用や騒がしい場所などで自分の声が聞こえにくいと自然に声が大きくなるように、夫の場合も加齢によって耳が聞こえにくくなり、それによって声が大きくなっていたのです。
喧嘩の際、以前は見られなかった感情的な姿や、少し大きめのテレビ音量、声をかけても距離があると反応が鈍いことなどにも納得できました。
きっかけは喧嘩ですが、耳の聞こえにくさなど夫自身無自覚の不調にちゃんと目を向けることができたのは私にとっては良いことでした。
目に見える他の不調が出る前に、例えば疲れを取りやすい献立やマッサージをおこなうなど生活の中で夫を支えることを考えられるからです。
まとめ
私は福祉の仕事をしていたとき、医師を交えた勉強会で、病気ではなく加齢によって自然に縮み機能が衰えた脳のCT映像を見たり、その影響で若いころより感情的になりやすくなることを知りました。
若いころより感情的な喧嘩が増えた私たち夫婦にとっては、耳の聞こえにくさだけでなく、脳からくる老化のサインも隠れているかもしれません。お互いの体調面だけでなく、これからは脳の老化対策も考えながら、家族仲良く過ごせるようにしたいと思っています。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/菊池大和先生(医療法人ONE きくち総合診療クリニック 理事長・院長)
地域密着の総合診療かかりつけ医として、内科から整形外科、アレルギー科や心療内科など、ほぼすべての診療科目を扱っている。日本の医療体制や課題についての書籍出版もしており、地上波メディアにも出演中。
著者:岡野鈴/映画好きな在宅ワーカー。40代になって最初の変化は、涙もろくなったこと。夫と2人の子どもと、3人暮らし。なんでもない平凡な1日が暮らせたら、それだけで感謝。
イラスト/ほや助
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年4月)
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