無理やりだった!?
後日、結婚式の準備があると言って出かけようとした夫と息子。私は、そんな2人を「結婚式の準備は行かなくて大丈夫」と引き止めました。「結婚式場の予約はキャンセルになっているはずだから」
息子が慌てて携帯電話を確認すると、式場の下見のキャンセルとともに婚約を破棄するというメールが届いていたのです。
突然の婚約破棄に対して、焦っていたのは息子よりも夫。私はその理由をもう知っていました。
実は息子の婚約相手は超お金持ち。元妻にせがまれた夫が、彼女の借金返済のために息子をお見合い結婚させようとしていたのです。
元妻を良く思っていなかったはずの夫は、なんと最近になってまたヨリを戻したくなったのだそう。元妻と関係を持った挙句、その借金返済のために画策してこの結婚を仕立て上げたのでした。
息子を巻き込むな!
娘は、義兄が見合い結婚をさせられそうになっていることを知り、ネットワークを駆使してこの事実を突き止めました。そして、お金目当てであることを婚約者一家に伝えたのです。
数時間して、婚約破棄を知った元妻が「どういうことよ!」と、私たちの家に乗り込んできました。計画を台なしにされて怒り心頭。「よそ者のあんたが首を突っ込むからよ!」と私に怒鳴りました。
「本当の親子じゃない、偽物のくせに何を母親面しちゃってさ!」と元妻はマウンティング。
しかし、これでひるむ私ではありません。「関係ない息子を巻き込むのは私が許さない!」と宣言し、息子にこの一部始終をどう思うのか聞きました。
すると息子は意を決して明言したのです。
「実母だと泣きついてきたからほだされちゃったけど。やっぱり好きでもない人と結婚はできない。俺のことを一番大切にしてくれるのは育ててくれたこっちの母さん……俺の本当の母さんだ!」








