
40~50代のほとんどの人が定期的におこなっている白髪染め。美容院に行くとキレイに仕上がって持ちも良いけれど、最近は市販の白髪染めも種類が豊富です。美容院とセルフカラーにはどんな違いがあるのでしょうか? セルフカラーでもプロのような仕上がりに近づけることはできる? 白髪染めのアレコレをTAYA丸の内店のトップデザイナー末藤礼さんに教えてもらいました。
★関連記事:【ビフォー・アフター】50代の悩み「薄毛ロングヘア」が若見えセミロングに変身!美容師の神カット術
教えてくれたのは……
末藤 礼さん(美容師/TAYA丸の内店 主任 トップデザイナー)
任せてよかったと思っていただけるよう、一人ひとりのお客さまとの出会いを大切にしている。ヘアだけでなく、海外のヘアショー参加や国内での雑誌撮影など多数のキャリアを持ち、TAYAのトップメンバーが集結するクリエイティブチームにも所属。サロンワークの他に撮影でのメイクも担当。とにかく美容が好き!な美容室TAYAのヘアデザイナー。
美容院とセルフカラーの主な違いは?

美容院の白髪染めの相場は安くても3,000円からで、セルフカラーは1個1,000円程度。価格分の違いはどこにあるのでしょうか? 末藤さんが解説します。
違い1:仕上がり
美容院ではプロが施術するため色ムラ、塗りムラが出ないのはもちろんですが、それだけではなく、カラー剤そのものもお客さまがもともと持っているメラニンやダメージレベルに合わせて緻密に配合しています。お客さまがベージュを希望しているからといって、そのままベージュを使うことはありません。一方セルフカラー剤は微調整が利かないため、思ったような色味が出ないことがあります。
違い2:ダメージ
カラー剤にはアルカリ剤が含まれています。これは毛髪のキューティクルを開き、髪の内部に色素を閉じ込めるため。施術後はアフターケアで髪を酸性に戻し、キューティクルを閉じる必要があります。
カラー施術後もキューティクルが開いたままでいると、毛髪のタンパク質や水分が流出して、乾燥、パサつき、切れ毛の原因に。カラー剤の色素も出て行ってしまうので色持ちも悪くなります。つまり白髪染めをしつつ髪をキレイに保つためには、いかにアルカリ剤を除去するかがカギと言えます。
そのため美容院で使用するカラー剤はセルフカラーに比べて揮発性が高く、アルカリ剤が頭皮に残りにくいようにできています。さらにカラー後にシャンプーをする際には、まず湯でカラー剤を乳化し、しっかりとすすぐことが基本。仕上げに髪を酸性に整えるトリートメントを使用し、ダメージレスでつややかなカラースタイルをつくっていきます。
美容院でのカラーを基本にセルフカラーでメンテを

「白髪が染まるならどちらでも同じ」と思う人もいるかもしれませんが、プロによる白髪染めは技術もカラー剤も高品質。一方でコストがかからず手軽なセルフカラーは、次の美容院の予約までの間、白髪を一時的にカバーするのに向いていると言えます。
白髪染めは長期間にわたっておこなうケースがほとんど。キレイな髪をキープするには、美容院での施術とセルフカラーを組み合わせるのがおすすめです。








