失敗すると、自分を責め過ぎてしまう

緊張しながらクリニックに行ってみると、先生はやさしく迎えてくれて話しやすい雰囲気で安心しました。
まず私の生い立ちなど過去の話から、仕事のことなどを話しているうちに、自分が陥りやすい考え方のパターンに気が付きました。私は何か失敗したと感じると、自分を責め過ぎることが多いようです。
先生からは薬などの処方はなく、まずは睡眠や食事、休憩を取ることをもっと意識して過ごしてみてくださいと言われました。
まとめ
私にとって、メンタルクリニックへ行き、心の状態を先生に話してみるという行動を起こせたことが大きかったようです。その後、会社にも自分の状態を相談し、しばらくは勤務形態を変えてもらうなど心と体の休息時間を取ることになりました。それからは、誰にでも不調な日があるのだから自分を責めずに受け入れて、休むことも必要だと思えるようになりました。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/松澤美愛先生(神谷町カリスメンタルクリニック院長)
東京都出身。慶應義塾大学病院初期研修後、同病院精神・神経科に入局。精神科専門病院での外来・入院や救急、総合病院での外来やリエゾンなどを担当。国立病院、クリニック、障害者施設、企業なども含め、形態も地域もさまざまなところで幅広く研修を積む。2024年東京都港区虎ノ門に「神谷町カリスメンタルクリニック」を開業。精神保健指定医/日本精神神経学会/日本ポジティブサイコロジー医学会
【精神科医・松澤先生からのアドバイス】
誰かに話を聞いてもらうだけで気持ちが軽くなることも。
病気になる前に早い段階で受診して
「朝、仕事に行こうと思うのに行けない」「行かなければならないと頭ではわかっているのに体が動かない」、そんな経験をされたことがある方は少なからずいらっしゃるのではないでしょうか。1日休むことでリフレッシュができれば良いですが、連続でお休みが必要になる場合には注意が必要です。それはつらさの背景に病気が潜んでいたり、すでに自分では抱えきれない状態になっている可能性があるからです。
思うようにならない自分を客観視できれば良いですが、「そんな私が悪いんだ」と主観的に自分を責めると、罪悪感にさいなまれ、周囲のやさしさも受け取れず、否定的に考えてしまい、さらに苦しさが増すことがあります。
この著者の場合はご家族に相談できたことで早めに受診し、大事に至らずに済みました。しかし、もし相談できる家族がいなかったり、仕事と家の往復に疲れ果てて相談する機会を逃していたりして、症状や病気が進行して重大な事態になっていた可能性もあります。
メンタルクリニックへの受診はハードルが高いと思う方も多いですが、病気になってからではなく、病気になる前に、早い段階で受診をしてみることをおすすめします。誰かに話を聞いてもらうだけでも気持ちが軽くなることがあります。毎日の生活に何かしらのつらさを感じていて、それが長引いている場合にはぜひご相談ください。自分だけでは気付かなかったヒントが見つかることがあります。
受診先ですが、メンタルクリニック、精神科、心療内科などがあり、どこを受診すれば良いかわからない方もいるでしょう。そのような場合には普段の自分を良く知ってくれているかかりつけ医に相談してみる、また、地域の保健所や役所などの相談窓口に相談してみるのも良いかもしれません。体のかかりつけ医を持つように、心のかかりつけ医も持っておくと、いざというときに強い味方になってくれると思います。
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