その後…
しかし、その後、社長のもくろみは見事に裏目に出たのです。
同僚たちから聞いた話によると、数日以内に、社員全員が退職届を提出。慌てふためく社長のもとに電話は鳴り続けましたが、誰も出る人間はおらず、業務は完全に停止してしまったようです。
取引先からのクレームも止まらず、社長は「なぜだ~」と絶叫。唯一残ったA子は、まったく対応できずおろおろするばかりだったとか。「大卒」の肩書だけで何も覚えようとしなかったのだから当然です。
さらには、社内外に社長のワンマン体質が広まり、会社の評判はガタ落ち。
「全社員が辞めたのは、社長や娘に対する信頼がゼロだったからだね」とは兄の言葉。そう、社員たちは、学歴ではなく、日々一緒に働く中で感じた人間性と信頼、それに基づく功績によって結束していたのです。
一方の私は、退職後に一念発起して起業。なんと、前の会社の同僚や先輩後輩、取引先までもが一緒にビジネスをしようとついてきてくれました。期待に応えられるよう、これからも頑張ります。
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学歴はその人の実力を表すほんの一部の指標でしかありません。特に社会に出て、企業で働く場合は意味をなさないことも。本当の功績や長年の貢献を顧みず、隠し子かわいさでベテラン社員を不当解雇した社長は、自業自得の結末を迎えましたね。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。








