視察当日!
視察当日、私たちが会社の前に立って待っていると……。やって来たA部長が私を見て怒鳴り散らしました。「お前、恥さらしの中卒は来るなと言っただろう!」と。
とそのとき、アメリカ人のB社長がやって来ました。しかも、私を見つけて満面の笑み。真っ先に駆け寄ってきてさわやかにハグまでしてくれました。私もハグをしながら、「ビジネススクール以来ね」と英語で笑いかけました。そして私の両親も、B社長と旧友のように再会を喜び合ったのです。
そんな私たちを見てA部長はあぜん。完全にフリーズしていました。
実は、私は日本での学歴は中卒ですが、その後独学で努力を重ね、米国へ留学。ニューヨークでビジネスを学び、そのときに知り合ったBが今の会社の社長をしているということで、引き抜かれて入社したのです。
後日……。社員たちの証言とB社長の判断により、A部長への調査がスタート。その結果、彼は私以外にも中卒や高卒の社員に対して横暴な態度を取っていたことが判明しました。こうしてあらゆるハラスメントに相当する言動が明らかになり、A部長は降格の上に地方支社へ転勤となりました。
一方の私は、B社長直々の推薦で異例のスピード出世。新部長として、実力主義の公正な評価制度を導入し、職場環境も劇的に改善しました。初来日後、日本が大好きになったB社長をあちこちに案内するお手伝いもしています。
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学歴だけで人を見下すなんてもってのほか。実際の仕事ぶりや人柄は、それだけでは計れないですよね。学生時代の友人と社会人になっても良好な関係を続けられるなんて、とてもすてきですね。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。








