親切なんかじゃない
実は義母、地元で人気のアパレルショップの経営者。そのお店に先日A子が面接に来て、店員として働き始めたそうなのですが……。
なんとお店の名を語って、私が手作りした洋服を勝手に転売していたらしいのです。義母のデザインで仕立てた服もあったため、似ているのが気になり取り寄せてみたのだとか。詰問するとあっさり「お宅の息子さんにもらったんです。もらった服をどうしようが私の勝手でしょ」と認めたと言います。
義母の怒りは頂点に達し、「店の責任問題にもなる。売られた服の分は代金を返済するからあなたが始末しなさい」と告げられた夫は顔面蒼白。「俺ってやさしいよな~」と調子に乗っていた男に、ついに裁きが下ろされる瞬間が来たのです。
「パパは、A子さんのことを助けたいっていうより、自分が良い人だって思われたいだけでしょ。本当にやさしいなら、家族との約束を破ったりしないもん」
こうして、わずか7歳の娘にガツンと言われた夫は、父親としての面目をことごとく失い、すっかりしおれて、改心すると約束してくれました。
借金も、自分のお小遣いをすべて費やしコツコツ返すとのこと。私は、A子と縁を切って家族に尽くすと誓う夫にチャンスをあげることに。大人びていてもまだ7歳の娘のため、再出発したいと思います。
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しょうもない夫にはあきれるばかりでしたが、しっかり者の娘の聡明さに救われましたね。父親への指摘はドンピシャ。本当の親切心からくる慈善とメンツを維持するための偽善とは別物ですよね。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。








