納豆は逆効果!?

内科では、ライフスタイルや病歴などの問診後、気になるおなかの張りと便秘の症状を相談。すると、医師に勧められたのは、意外にもピロリ菌の感染を調べる検査だったのです。
ピロリ菌に感染している場合、胃炎や胃潰瘍、十二指腸潰瘍、さらには胃がんなどを発症するケースがあるらしいのですが、私にはこれらの病気の経験はありません。見当違いなことを言っているのでは? と少し疑心を抱くも、念のため検査を受けることにしました。
ピロリ菌の検査は、診断薬を用い、服用前後の呼気に含まれる二酸化炭素の量を測るという方法でおこなわれました。
結果はまさかの陽性。ピロリ菌に感染していても、各種症状が出ずに気付かないまま過ごしている方も多いのだとか。
おなかの張りや便秘といった症状は、ピロリ菌感染に起因する胃酸の減少による「SIBO(小腸内細菌増殖症)」によるものでした。
SIBOとは、本来、大腸に比べて腸内細菌が少ない小腸で、何らかの要因で細菌が異常に増殖してしまう病気。増殖した細菌は、食べたものを餌に発酵をさせ、多量のガスを発生するため、おなかの張りや便秘などの症状につながるそうです。
SIBOの場合、私が健康のためにと毎日食べていた納豆が細菌の餌になってしまい、増殖を助長することになったとのこと。便秘に効果があると1日3回食べていた納豆は、なんとSIBOの症状を悪化させてしまうため逆効果だったのです。
SIBOを治療するには、小腸の細菌を増殖させないよう発酵食品などを控える必要があるとのことです。納豆はもちろんNG。今回のケースでは、3週間ほど様子を見て症状が落ち着き次第、徐々に普通の食事を再開するという治療をおこないました。
まとめ
健康に良いと思って食べていた納豆ですが、医師によると、1日3食すべてに納豆を取り入れるのは多すぎるとのことです。体に良い食品でも、食べ過ぎは逆効果……。ピロリ菌除去・SIBOの治療を経験し、健康を維持することの難しさを痛感しました。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/窪田徹矢先生(くぼたクリニック松戸五香院長)
獨協医科大学医学部卒業。千葉医療センター、成田赤十字病院で研修を積み、国保松戸市立病院泌尿器科に勤務。その後千葉西総合病院泌尿器科にて医長、部長を歴任。2017年、くぼたクリニック松戸五香を開院。2024年に新鎌ケ谷くぼた皮膚科泌尿器科を開院、日本泌尿器科学会専門医・指導医。専門は泌尿器科および皮膚のトラブル、生活習慣病を含めた内科まで幅広く診察。メディア出演も多数あり、医者YouTuberとしての情報発信もおこなっている。著書に『EDかも!?と思ったら読む本』(自由国民社)がある。
取材・文:上川ようこ/30代女性・1児のママ
イラスト/やましたともこ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
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