「苦手な食べ物とかあるの?」
久しぶりに義実家に顔を出した私たち一家。義母は、はきはきとあいさつをした娘を褒めたかと思えば、「どこかの誰かさんの子どもとは思えないわよねぇ〜」と私をチラ見。私は萎縮してしまうばかりでした。
料理を教わるつもりで来たものの、義母はひとりで食事の支度をしてしまい、私の出る幕はなし。しかし、その料理の腕前はすごく、義母の料理はやっぱりおいしいと思いながら食事をしていました。
すると、「あなたは苦手な食べ物とかあるの?」と聞かれたのです。言いよどんでいると、娘が「ママの苦手な食べ物、知ってるよ〜」とひと言。
それを聞いた義母は「教えて教えて」と詰め寄りました。「孫を使ってまで聞き出そうとするなんて……」と苦々しく思った私は、観念して苦手な食べ物を伝えることにしました。
翌週にご招待
それはキノコとピーマン。ところが義母はホクホク顔で、「来週もいらっしゃいな」と言いました。
私は、自分の苦手な料理が出てくるだろうと予想がついたので断ろうとしましたが、理由を探している間に「決まりね! お昼に待ってるからちゃんと来て!」と半ば無理やり約束させられてしまいました。
これはもう、料理を習うことはかなわないだろうと、私は当初の目的を諦めたのです。
翌週、義実家を訪問すると……。予想通り、テーブルの上には大量のキノコ&ピーマン料理が! ニヤニヤとした嫌み全開の笑顔でこちらを見る義母に、私はいら立ちを覚えましたが、子どもの前で好き嫌いはできないと料理に手を付けました。








