うつろな目で「あなたたち全員出ていって!」
急に別人のようになる祖母の姿に戸惑いながら、夫にも取り合ってもらえず孤独を感じていた友人に、衝撃の出来事が起こります。ある日、祖母が突然「あなたたち全員出ていって!」と家族の前で怒鳴りました。さすがの夫も、普段と違う祖母の姿に驚いた様子。そのとき初めて友人は、祖母の目がうつろで言動に一貫性がないことに気付いたのです。
後日、地域の保健師さんに相談したところ「認知症の初期症状かもしれない」と言われたそうです。妙に納得した友人は改めて夫に状況を冷静に説明し、「私ひとりでは限界なの」と正直な気持ちを話しました。すると、それまで祖母の話をするとスマホばかり見て無関心だった夫が「一度ケアマネジャーに相談してみよう」と言ってくれたそうです。友人は涙が止まらなかったと言いました。
その後、祖母は地域の高齢者支援サービスを受けるようになり、少しずつ状況が変わっていったようです。友人も、日中のわずかな時間だけとはいえ、体と心を休められるようになったと話していました。
まとめ
いつも何でも自分ひとりで抱え込んで、家事も育児も「私が頑張らないと」と思っていた友人でしたが、夫はこのことをきっかけに、週末の家事と育児に積極的に取り組むようになったそうです。何より、家庭の心配事に以前よりも真剣に向き合ってくれ、友人の気持ちに寄り添って日々を暮らすようになったと言います。
祖母が認知症になり大変なようですが、「夫婦の絆は以前よりも強くなった」と話す友人は、昔よりたくましく見えました。
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※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/菊池大和先生(医療法人ONE きくち総合診療クリニック 理事長・院長)
地域密着の総合診療かかりつけ医として、内科から整形外科、アレルギー科や心療内科など、ほぼすべての診療科目を扱っている。日本の医療体制や課題についての書籍出版もしており、地上波メディアにも出演中。
イラスト/マメ美
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年7月)







