
幼いころから食に対する情熱を持っていた私は、高校卒業後から料理人として修行をしていました。18年の下積み時代を経て、ついに自分のレストランを構えることに。すると元上司のA男からレストランを利用したいと電話がかかってきて……。
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厳しい下積み時代
料理人を目指していた私の教育担当となったA男は、常に厳しい指導をしてきました。しかし、その厳しさは不条理なもの。私を一人前にするためではなく、「女をさっさと辞めさせたいから」というのが根本にあったようです。
私に用があるときはいつも「そこの女!」と呼び、ひどいときには「お前」呼ばわりされることも。料理の技術などとは関係のないところで難癖をつけ、何一つ教えてくれるどころか、本人も料理をサボって他の同僚たちに任せてばかり。
さらには「高卒で何も知識のないやつがいきなり来てもさ……。教えるほうの身にもなってくれよ。今どき料理学校くらい出ておけ」と私を見下す始末。
私はA男の言動にもめげず、「将来自分の店を持つ」という夢のために一生懸命頑張ってきたのです。
上司の態度は悪化するばかり
修行を始めて10年がたち、私にも女性の後輩ができました。後輩たちは同じ女性料理人である私によく懐いており、休憩中には楽しく話をするほどの仲になっていました。
ある日、私たちが楽しそうに話をしていると……。「いつまでペラペラ話しているんだ! 少しは真面目に働け! だから女は……」とA男が怒鳴ってきました。
A男は相変わらず私に嫌みったらしく接し、他の従業員にもキツく当たるようになっていたのです。そんなA男のせいで職場の雰囲気は悪化の一途をたどっており、後輩たちの中には不満を持っている人もいました。
それからさらに8年後……。A男の態度は相変わらずでしたが、私は何とか一人前の料理人になることができました。そしてついに、念願だった自分のレストランを持つことになったのです。








